少し前にサイトの資料として「実写!日本恐怖100名所」という、全国の心霊スポットを紹介する本を購入しました。
1978年出版の本ですが、せっかく購入したので幾つかスポットを紹介してみたいと思います。

恐怖の”記念写真”(群馬県)

群馬県の尾瀬沼で起きた心霊現象。
福島県に住むグループが④人の女声の記念写真を撮影したところ、なんと4人の後ろに帽子をかぶった男性が写っていたのです。

この件はなんと読売新聞(S49.7.27)でも取り上げられましたが、その時は誰かがいたずらをしたのだろうとされています。

しかしこれだけでは終わりません。
その写真撮影から2週間後にも同じような帽子をかぶった男性が写真に写る現象が発生したのです。
同じ記事内で女性の霊の目撃情報も記載されているので尾瀬は意外と多いのかと思い検索してみましたが、ヒット数は少なめです。
1970頃に多発していたのでしょうか。

幽霊目撃が続く恐怖の湖(群馬県)

白沢村(現・沼田市)の薗原湖に架かる薗原橋の怪談です。

宇都宮市に住む男性が友人三人と利根川に向かっている途中で薗原湖へ差し掛かると、橋の上で手をふる女性が見えた。
車をとめて見てみてると、なんと1年前に薗原湖で自殺した同僚の女性だったのです。
著者の元へはこの橋に関する心霊現象の手紙が九通も届いているのだとか。

不幸をもたらす美女幽霊(群馬郡)

現・みどり市の大間々町の浅原という地区で、読者の娘が幽霊を見て寝込んでしまったという怪談です。
仕事の帰り道を進んでいた娘さんは、途中で夏でもないのに白い浴衣を着た女性がいました。
女性が手を上げたので自転車を止めると、女性はなんと乗せていってほしいと頼みます。
娘さんが二人乗りは出来ないと断ると、なんと女性は人魂となって夜の空を飛んでいってしまったそうです。
飛べるなら自転車に乗せろとか頼むな。…と逆ギレしなかった娘さんは強いショックを受けて寝込んでしまいました。

周辺では病気でなくなった若い女性の幽霊が出ると噂になっていたそうです。
ちなみに寝込んだ状態への親の表現は「頭がおかしくなってしまって…」。時代を感じる表現です。

…と、長くなってきたので今回はここまで。
また徐々に追加していきましょう。

同書の他の記事はタグ「実写!日本の恐怖100名所」で確認していただけます。




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