少し前にサイトの資料として「実写!日本恐怖100名所」という、全国の心霊スポットを紹介する本を購入しました。
1978年出版の本ですが、せっかく購入したので幾つかスポットを紹介してみたいと思います。
タクシーに女幽霊が(北海道)
タクシーと幽霊と言えば、女性客を載せて振り返って見たら誰も居なくなっており、シートが濡れていた…!という定番の話しが思い浮かびました。
しかしちょっと異なる内容です。
北海道釧路市星が浦の国道で夜中に女性の幽霊が出るという内容です。
目撃場所はほぼ一箇所で、帯をだらりと垂らした白い夏物の着物姿の女性なのだとか。
余談ですが真冬に見かけたという運転手の証言が「寒くて夏物の着物で居られるはずがないから幽霊だ」という内容で、なんとなく土地柄を感じました。
遺影を変えた個人の霊力(北海道)
こちらも同じく釧路市より。
葬儀の際に5分間書く撮影された2枚の写真に、微妙な違いが発生していました。
写真には遺影写真が映っていますが、その内の一方で故人の頭にないはずの帽子がかぶられていました。
これは故人が生前に欲しがっていた母親の帽子で、その気持が高じて遺影写真が変化したのではないかという内容です。
これは私のブログの主な読者層である岡山県民だと分かりづらい内容だと思います。
地域によっては葬式で集合写真を撮る習慣があるのです。
北海道もその一つです。
遺影写真が写真に映るというのは、そういう地域性によるものです。
私が死んだら、遺影写真には万札が浮かび上がるかも知れません。
山小屋に鳴り響く怪音(北海道)
北海道の喜登牛(きとうし)山にある営林署の山小屋に伝わる怪談です。
職員が宿泊していると、夜中に太鼓を叩いているような音や女性の悲鳴のような声が聞こえるそうです。
その現象は10年近く続いているのだとか。
ちなみに対策として祈祷師を呼んだものの、効果はなかったそうです。
さり気なく喜登牛(きとうし)に祈祷師(きとうし)というダジャレが差し込まれていることについて、1978年当時の読者がどのように感じたのか興味深いところです。
ちなみに営林署は現在の森林管理署の旧称です。
…と、長くなってきたので今回はここまで。
また徐々に追加していきましょう。
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