FireFoxのデザインがスマートフォン版に近づけられて、少し使い方が変わりました。
使っていればその内に慣れるのかもしれませんが、IEからの乗換えで、出来るだけ似たデザインを求めている方には、これじゃない!というケースも多いのではないでしょうか。
そこで、幾つか選択肢を用意してみました。
■ アドオンで対策
FireFoxと言えば、アドオンで細部までカスタマイズできるのが売りの一つですが、実はデザインも旧来型に戻す(似せる)事が出来ます。
それがClassic Theme Restorerです。
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/classicthemerestorer/
使い方は色々なサイトで紹介されていますが、『知らなきゃ絶対損するPCマル秘技』さんが判り易かったのでご紹介します。
http://daredemopc.blog51.fc2.com/blog-entry-1008.html
■ FireFoxベースの他のブラウザにする
アドオンでの対策はFireFoxのアップグレードの影響を受ける可能性があるので、とりあえず安全策を考えるのであればブラウザ自体を変えてしまうのも一つの方法だと思います。
FireFoxのクローン(一部をチューニングすることで高速化、軽量化したブラウザ)にはLawliteFox、PaleMoonなどがあります。
見た目はFireFoxと一緒で、アドオンなどの互換性も100%です。
例えば、PaleMoonはマルチプラットフォーム(Winの他にMacやLinux等にも対応している状態のこと)であるFireFoxから、他のOSに対応するための機能を除去して、Win専用にすることで軽量化をしているなど、見えない所での差異があるのみです。
これらは今のところ旧来のデザインを採用していますが、FireFoxを追従していくものなので、近いうちに新デザインを踏襲するものと考えた方がいいでしょう。
FireFox自体も評判次第では旧来のデザインへ戻せる機能を搭載するかもしれませんし、少しの時間稼ぎをして、今後も続くなら諦めて使うよ…という感じなら、ちょうど良いと思います(^^*)
■ 同じレタリングシステムベースの他のブラウザにする
FireFoxのクローンは、互換性は非常に高い(使っていて判らないくらいに♪)のですが、前述の通り、その内にはFireFoxと同じデザインへ変更される可能性が高いです。
そこでもう一つの選択肢として、FireFoxと同じレタリングシステムである『Gecko』を用いた別のブラウザを使う方法があります。
まずは複数のレタリングシステムを採用したLunascape。
こちらはTrident、Gecko、WebKitといった三つのレタリングシステムに対応しており、見たいサイトのデザインや機能に応じて変更できるシステムがある他、アドオンの対応もそこそこ高いです。
更に国産なので日本語環境も抜群。
デザインに関しては従来のFireFoxとは多少異なりますが、新デザインよりは馴染み易いでしょう。
動作もそこそこ軽めなので、メインで使うブラウザとしては充分な性能です。
もう一つの選択肢としては、このブログ内でもよく紹介しているSeaMonkeyをご紹介。
昔のMozillaの後継となるソフトで、ブラウザのほかにメールクライアント、HTMLエディタであるComposerの機能まで同梱しているソフトです。使わない人には過剰な機能ですが、不思議と本体はそれほど重たくありません。
FireFoxSyncにも対応しているので、引越しも容易です。
SeaMonkeyのデザインはFireFox3.×の時代とほぼ同等で、ダウンロードマネージャーもかつて採用されていた別ウィンドが開くタイプのものが使われています。
なので旧来のデザインがどうしても良いという方にはいいのですが、アドオンの対応が悪いです。
FireFoxを使い続ける理由に、豊富なアドオンを挙げている方は、要注意。
アドオンは共通にはなっていますが、対応しているアドオンが少ないので、絶対にこれは外せない!と思っているアドオンが使えないような事は多々あります。
※詳しくはアドオン一覧(https://addons.mozilla.org/ja/seamonkey/)を確認してみてください。
※Linux系は除いてWin向けに書いてます。
■ 全く変える
Chrome系のブラウザもかなり充実してきています。
googleとの通信機能をカットしたIron、Ironを更に軽量化したSuperBirdなど、元々軽快なChromeを更に軽くしたクローンは本当に軽快です。
アドオンもFireFoxほどではないにしても、非常に充実してきているので、FireFoxでキラーアプリだと思っていたアドオンと同等の動きをしてくれるアドオンが見つかる可能性も高いでしょう。
WindowsのIEも最新のバージョンはかなり軽快です。
アドオンは特に無くても構わないという方は、昔の印象は捨ててIEに戻ってみるのも素敵かもしれません。