皆さんはPayPalというサービスをご存じでしょうか。
1998年に開始した老舗のオンライン決済サービスです。
今ではクレジットカードなどもネット上で普通に使えますが、少し前の時代にさかのぼると海外のサイトでのネット通販でどうやって支払うかは由々しき問題だったのです。
という事で作っていたものの、最近では他の決算方法もありますし、日本国内では対応するサイトも少なく、ほとんど使わなくなっていました。
GoDaddyというドメイン管理の会社の支払いがPayPalなので、更新の時期に数千円を入れて支払いにする…という事をしていたのですが、実は最近になって急に大きな金額をPayPalに入れる事になりました。
そこそこの金額のポータブル電源をネット通販で購入したところ、初期不良で全く使えませんでした。
購入店に問い合わせたところ返金での対応になり、何故か購入した店舗からの返品ではなく直接の返金にしてほしいと求められました。サイトを通しての返品だと減点?になるから助けてほしいとの事。
この時点で突っぱねるつもりだったのですが、支払方法としてPayPalを提示されたのです。
そこで私はPayPalに一定の金額を残すようにすれば、ドメイン更新の度の資金の振り替えをしばらくしなくて済むなと思って受けてしまったのです。PayPalは5万円以上のお金の移動は手数料無料なので、私にもデメリットはありません。
これが本当に愚かで、面倒な出来事の始まりでした。
数日後にPayPalへ返金され、幾らかを残して銀行にお金を戻そうと思っていたのですが…、こんなメールが届きました。
どーん。
なんと一時制限です。制限で出来なくなった事の中に資金の移動が含まれていました。
そう、お金が動かせなくなってしまったのです。
PayPalで恐ろしいのは、入っている金額が場合によっては手元に戻ってこなくなることが有りうるのです。
返金を受け取る方法をPayPalにしたせいでこんな事態に陥るとは思ってもみませんでした。
解除の為のページに進むと幾つかの書類の提出を求められます。
・本人確認、住所が分かる身分証明書
・PayPalに紐付けている通帳が自分の物か確認できる銀行の取引明細書
・PayPalが疑ってきた取引の説明と、補足となる資料
今回のケースではこれらを求められました。
これ以外もあるのかは分かりません。
身分証明は運転免許証、取引明細書は中銀のアプリのスクショを添付して送付。
疑ってきた取引は取引IDつきで送られてきていますが、やはり返金分…というか、それ以外はもう何年もGoDaddyしかないので当然ですね。
前二つの書類はすぐに送付しました。これで解除されないかな?と期待したものの、制限は続くのでやはり最後の項目も必要になるのでしょう。
結局はありのまま、上の文章とほぼ同じ内容のPayPal返金に至る経緯を書き、同額である証明の購入履歴のスクショを送ってみたところ…・
なんとそれから1時間程度で制限が解除されました。
これ幸いと結局全額を通帳に移動させて今回の件は落着となりました。後から調べてみると少額の取引しかしていなかったアカウントに、急に大きな金額が入ってくると一時制限というのは定番の流れだったようです。知らんがな…。
やましい事は何もなかったので大丈夫だろうとは思っていたものの、場合によっては返ってこないというのはなかなか背筋が冷えました。もう今後PayPal以外でも妙な返金の方法は絶対に受け付けません!