※この記事内に違法な方法による撮影の写真(敷地内など)はありません。
久米南町の山中にかつて竜山鉱山という鉱山がありました。
1869年~1961年まで操業しました。
当時の建物は今も残されており、徐々に自然に還ろうとしています。今回はその様子を記録する為に鉱山跡へ向かいます。
殆ど車が通らなくってはいるものの、かつての鉱山への道は現在も残されています。
その途中には当時の倉庫のような建物だったと思われるものが残されています。
かなり傷んでおり、かろうじて建物の状態が保たれている程度です。
それでも60年以上も経過している事を考えれば、今でもみられる事はラッキーかもしれません。
幾らかの残留物もありますが、ここら辺に関しては閉山後に持ち込まれた可能性もあります。
しかし中をつぶさに調べれば、きっと年代物の面白い物もありそうです。土地の所有者がどこなのか不明ですが、そういうイベントを組んでみても面白そうです。
そして残されている中で鉱山に次いで興味深いのがこちらの建物です。
選鉱所のすぐそばにあるこれは鉱山事務所の跡です。
閉山後も管理人が住み続けて鉱山跡の管理を行っていたそうですが、それ以降は無人となっています。
なので建物の中も事務所というより生活感が漂います。
記事の冒頭でも触れましたが、建物内への侵入は行っていません。
こちらは窓からの写真です。
ネット検索で他の記事を見てもらえばわかる通り、ここ数年で一気に建物が傷んでしまったようです。
西日本豪雨の際は久米南でも相当量の降雨があったでしょうし、単に経年劣化で天井や壁などが崩れて急速に傷んだだけなのかもしれません。
前述の管理人は閉山後も相当年数をここに詰めていたらしく、比較的新しい年代のものと思われる残留物もあるようです。
選鉱所跡。
この写真は少し離れた場所から。訪れた時期が真夏で草木が茂りすぎて間近では何も見えませんでした。
最後に1つ余談を。
竜山鉱山についての記事を侵入(廃墟探訪)の目的で読んでいる人もおられると思います。
法的な事は当然ですが、御覧の通りに建物が崩壊していて危険な状態である事ともう一つ注意点があります。
竜山鉱山は探訪中に警察にしょっ引かれる人が多いスポットでもあります。サ終などで個人ブログやサイトの記事の相当数が消えてしまいましたが、中をうろついている間に入口をふさがれて…という形で捕まってしまった報告が多いスポットです。
その多さを知っている私はどこかに監視カメラのようなものがあるのかと疑っていましたが、今回の訪問から受けた感じでは無さそうです。
これだけ大規模な廃墟なので挑戦者が多く、警察がこまめに巡回ルートに入れ込んでいるのでしょう。
どうぞ、お気をつけて。