昭和の怪談を歩く―引き裂かれた袖と白骨街道|「日本恐怖100名所」が綴る中部の闇 中部地方編③

霊が残した「証明」と魔のカーブ|『実写!日本恐怖100名所』中部編
少し前にサイトの資料として「実写!日本恐怖100名所」という、全国の心霊スポットを紹介する本を購入しました。
1978年出版の本ですが、せっかく購入したので幾つかスポットを紹介してみたいと思います。
幽霊が残していった着物(愛知県)
岡崎市の浄土宗「九品院(くほんいん)」には、江戸時代末期の切ない物語が伝わっています。
1852年に急逝した百姓の息子・常蔵。死後8年を経て、彼は親族の夢枕に立つようになります。「手厚い供養が受けられず悲しい」と訴える彼は、自分の出現を証明するため、衣装ケース(長持)に仕舞われていた自らの着物の「片袖」を引きちぎり、兄の妻の元へ残していきました。
実体を持たないはずの霊が、物理的な「物証」を残す――。
この強烈なメッセージに驚いた親族は、残された袖と共に常蔵を九品院で手厚く供養したといいます。
国道160号の魔界(富山県)
富山県氷見市を通る国道160号線の怪談です。
氷見市小竹~下田子までの約3キロは白骨街道と呼ばれる心霊スポットなのだとか。
これが現在の国道160号線。典型的な郊外に通る三桁国道です。
この道が交通事故の多発地帯だそうです。確かに速度が出やすそうで、なだらかなカーブがいくつかある…というシチュエーションは事故が多くても不思議ではありません。
しかし幽霊街道などと呼ばれるのはそれだけではなく、本当に幽霊の目撃情報があるのです。
白っぽい幽霊が道を横切った、女の幽霊が家の方に消えていった…。
もしかすると事故を起こした人も幽霊を避けようとして…という事例もあるのかもしれませんね。
…ということで今回は2つしか紹介していませんが、ここでちょうど中部地方が終わるのでここまでにします。
中部地方が意外に少なかったですね。人口の多い愛知県などはもっと出てくるのかと思いました。
では次は近畿地方編です。徐々に追加していくので、お付き合いください。
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岡山生まれ、在住歴=人生。興味がある場所は歩いて見に行く「まち歩き」実践者。 郷土史だけでなく、地域グルメの歴史や廃線跡などの隠れた観光スポットを特に深掘りして発信。現在から過去まで網羅する岡山の情報サイト。 サイト開始:2002年~。25年以上の運営実績。











