由加山に行く時はいつも階段の下の駐車場を利用しています。
その時に気になっていたのが、駐車場から坂を下っていく道がある事です。気になったら行ってみろが信条なので行ってみました。
どうやら現在の車道が整備される以前の参道のようです。
門前町の名残のある風景が広がります。
既に普通の住宅になっていますが、恐らく様々なお店が軒を連ねていたのでしょう。
雰囲気的に階段を上がった先の現在の参道と雰囲気が似ています。
こちが階段を進んだ先の参道の様子です。
現在は常時営業しているお店はごくわずかですが、神社でイベントがある時などはお店が開いたりします。
このような参道がずっと続いていたのでしょう。
当時の名残を思わせる道です。
立派な石の板を連ねた橋です。欄干も非常に豪華です。
南参道や由加駅などから徒歩で訪れる人が多かった時代はこの道に多くの参拝者が溢れていたのでしょう。
ちなみにこの道をずっと下っていくと、お札の家の前を通り抜けます。
御札の家は天地教の教会跡の建物で、移転後に宗教関連の残留物から心霊スポットとして噂されるようになりました。(※建物は撤去済み)
もしかすると天地教がそこに建物を構えていたのは、由加山の参拝客が多く通る事を見越しての事だったのかもしれませんね。
先日訪れた倉敷市尾原の慈眼院という寺院も由加山のお参りに行く人が途中で立ち寄る事が多かったと伝わっています。
1つの大きな宗教施設に、様々な宗教施設がぶら下がる…、そんな図式も当時は普通だったのでしょうか。
関連リンク:天地教とは