新見市長選に現職と新人の2人が出馬表明 人口減少対策が大きな争点に 11月17日投開票(https://news.yahoo.co.jp/articles/025c51ba5b6b85b489a39941ca2290b1dd730013

任期満了に伴い2024年11月に行われる新見市の市長選に、現職と新人の2人が立候補を表明しました

新見市の選挙の話題です。
投開票はまだ半年先の11月ですが、既に現職と新人が立候補を表明しています。
現職は現在が一期目の戎市長です。新人は元市議の石田 實さん。昨年12月に議員辞職をしていますが、市長選の準備に入る為の辞職だったのでしょう。

では意外と外さないと評判の(笑)、選挙の予想をしてみようと思います。
まず戎さんの公約は人口対策の継続です。現職なので新しい事を掲げるというよりは、現在までの市政の実績のアピールになるのでしょう。
新見市の人口は減少が続いています。戎さんが就任した2020年が約2万8千人、2024年3月時点で約2万6千人です。この数字が現在の取り組みへ、どのような評価になるのかが勝負の分かれ目になりそうです。

続いて新人の石田さんですが、 新見高校の存続のための取り組み強化と市長給与の3割カットを掲げています。
前者の新見高校の存続に関しては、岡山県教育委員会が県立高校の統廃合の基準を明示した事に関わるもので、新見市自体が廃止を検討している物ではありません。
新見市が作成した資料から引用していきます。

一学年の生徒数が100人を下回る状況が2年続いた場合は再編整備の対象に、80人を下回る状況が2年続いた場合には翌年度の生徒募集の停止。
…という物です。
これについては市町内に1つしか学校が無い場合は2028年までこの基準を適用しない事が決まっています。
新見高校の現在の生徒数が見当たりませんでしたが、倍率のニュースを見ていると安全圏内の100人が微妙に厳しい状況にあるようです。
2028年までに改善が出来れなければ、確かに存続の危機です。

ただしこれは人口の問題であって、結局は現職の戎さんと同じです。
違いとしては石田さんが掲げる給料3割カットですね。新見市長は88万円/月なので、61万6千円まで減額です。任期が4年なので1,267万円の削減に繋がります。
まぁ、個人的に余り市長の給料カット3割が票の動きに関わるとは思えないのですが、例えば同じ人口問題に取り組む市長で新人を選べばそれだけ浮くという見方も出来るのかもしれません。

結論。
選挙戦におけるアピールすべき差異も弱く、年代も同年代。
市長交代を考える程の動機にも繋がりづらいでしょうし、更に戎さんはまだ一期目。
現職の再選が有力ではないでしょうか。




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