少し前にサイトの資料として「実写!日本恐怖100名所」という、全国の心霊スポットを紹介する本を購入しました。
1978年出版の本ですが、せっかく購入したので幾つかスポットを紹介してみたいと思います。
血ぬられた刑場跡の径(千葉県)
流山市の飛地山についての怪談です。
山とは言いますが実際は小さな丘のような場所で、かつ流山市の市役所があるなど市街地の中心部となる場所です。
飛地山は明治初年まで刑場として用いられており、処刑者の血が飛ぶという意味で飛血山とも呼ばれていました。
…が、これには別の由来も知られています。
処刑で落とされた首が中に舞い上がり、血を滴らせながら舞った事に由来するというのです。
そして開発が進んだ今でも、かつての刑場跡には地縛霊が出るといいます。
ところで「飛血山」は、流山では特定の場所を指していた時代があるようです。
上の地図の場所がまさに刑場だった場所とされ、人骨が出てきたなどの噂があったそうです。
なので「飛血山」という時はここを指していたようです。
土地を所有していた会社が経営破綻し、土地もその際に処分されたようで現在は更地になっているようです。
幽霊の足音を録音した!(千葉県)
学生7人のグループが松戸市の墓地(八柱霊園)で心霊写真の撮影、8mmフィルムによる動画撮影、そしてテープレコーダーによる霊音の録音を試みました。
するとまだ亡くなられて半年ほどしか経っていない女性の墓の前で約二分ほどの女性のうめき声が録音されていたのと、写真にも霊体が確認されたのだとか。
…あれ、足音の怪談じゃなくなってるじゃん(笑)
近くに火葬場があることなどの立地条件を考えると、岡山県の東山峠や種松山の怪談と似ていますね。
火葬場があると怪談が生じる、ということでしょうか。
関連リンク:東山ホテル
高層団地五階の怪(千葉県)
千葉市の埋立地にある団地での怪談です。
ここでは幽霊の目撃情報が多発しているそうです。
タイトルの「五階の怪」とは、後階に住む住民が窓を観ると誰かが部屋を覗いていたという怪談から。
本文では場所は伏せると書きながら地図はしっかり載っています。
房総半島の東京湾側のようで、岸の形状から察するに千葉ポートパークに近い場所のようです。
本自体が40年以上前の内容なので、現在どうなっているのかは不明です。都市部だと建て替えられている可能性も十分に考えられそうですね。
…と、長くなってきたので今回はここまで。
また徐々に追加していきましょう。