先日、浅口市鴨方町の辺りを移動していると立派な鳥居が見えたので見学してきました。

益坂の大川神社です。

石の鳥居も、橋も、非常に立派で目を引きます。
神社周辺はこのような感じです。

普段は移動に使わないルートで、通ったのはたまたまでした。
それにしてもいい景色です。

閑話休題。
やや長い石段を登ってお枚にリ生きます。

神社の周辺にある垣の事を「玉垣」と呼びます。
これらは氏子の寄進によって築かれることが多いものです。
写真にも「奉」の文字が写っているのが見えます。

下世話な見方になりますが、この玉垣が広域だったり、立派だったりというのは氏子、特に地元の有力者などからの信仰が厚い事の象徴になります。
大宮神社はその点では間違いなく地元で厚い信仰を集めてきた神社でしょう。

拝殿も凄く立派です。
ガラスなどがはめ込まれていない、吹き抜けの昔ながらの建物です。

事前の予習をしていなかったので、ざっくりとしたところは岡山県神社庁のサイトで確認しました。

神社は疫病が流行った際に安芸国から疫病平癒の神として勧請して建てられたそうです。
どの神社から何の神様を…というのは掲載されていませんでした。

社殿の中はこのような感じです。

拝殿には許可なく上がれないので、残念ながら鈴は鳴らさずに外からお参りです。

本殿も拝殿同様に立派な造りです。
幣殿部もしっかりと作られています。

これだけの神社なので、恐らく手持ちの資料の中に何かしらの情報はあると思います。
またしっかり調べて、サイトの方で紹介していければと思います。

神社の裏には末社のお社もあります。

これらも非常に立派に見えます。
先程の岡山県神社庁のサイトによると、周辺に城を構えていた鴨山城の城主や安芸守城主宍戸氏が大祭時には訪れるなど、時の権力者からも庇護されていたようです。

しかし現在は前述の通り建物は立派であるものの、やや寂しい感じが否めません。
周辺は人口が余り多くないようなので、時代の流れの中で権力者の庇護が失われて微衰している状況なのでしょうか。

建物も立派で非常に見応えがある場所です。
近くをお通りの際は立ち寄ってみてはいかがでしょう。




こちらもお勧め  浅口市鴨方町のマルフクの看板を復元してみたよ!