公立と民間病院統合へ、岡山初 玉野市民と玉野三井 21年4月で基本合意(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190919-00010001-sanyo-l33

公民統合、新病院計画がGO!

少し前から協議をしているという話があった、玉野市民病院と玉野三井病院の経営統合が基本合意に至ったというニュースがありました。

2021年に地方独立行政法人の立ち上げ、そして2024年度に新病院がスタートする計画です。
個人的には市民病院と企業立病院とは性格が異なるので難しいのではないかと思っていましたが、動き始めましたね。

将来的な人口減に備えて、病床数は現在の両病院を合わせた309から約4割減の190床に減らす予定です。
現在の玉野市民病院に近い規模の病院が出来るという事でしょうか。

気になる新病院の場所は?

新病院の場所については、実は既に協議が進んでいます。
これは統合の話とは別に、市民病院の建て替えの計画があった為です。

現在の候補地は三つです。

・現在の玉野市民病院の周辺
これに関しては具体的な場所は挙げられていませんが、現在の市民病院から近い場所とされています。
病院なので余り離れてしまうと、これまで通院していた方に不利益な部分もあります。
それに配慮するのであれば近い場所は有力候補ですね。

市民病院の裏には広めの駐車場、幼稚園や税務署が並ぶので、これらの取得・移転が検討できるのなら相応の土地は確保できそうです。

ただし土地取得、既存の建物の撤去などの費用が4億4448万円以上の試算です。
市の財政状況を考えると、個人的には無いと思います。

・市総合文化センター跡地
メルカに移転した市総合文化センターの跡地も候補地で、岡山市に移転している玉野区検察庁の土地なども利用する計画です。
建物の撤去費用などの経費は2億1536万円程度です。

現在の玉野市民病院からは徒歩で2分~3分程度の近距離です。
現在の場所の近くにこだわるのであれば、実はこちらも要件を満たしています。
…というよりも、金額を考えれば当然にコチラでしょう。

私としては候補地の三つの中に、距離も殆ど変わらないのに価格が倍近い前述の場所が残されている方が不思議です。

・玉野競輪場駐車場
最後の候補地は玉野市競輪場の広大な駐車場です。
建物の撤去をせずに新築できるので、準備に必要な経費は995万円程度です。

駐車場に関しては競輪場との共有になりますが、競輪の混雑は病院がお休みの土日が中心になるのでしょうし、意外と共存できるのかもしれません。
ただし病院に来る客層と、競輪に来る客層の違いは気になります。

競輪場には他にも市民会館との統合計画も出ています。
競輪自体も公営なので、これを機に宇野へ集中する現状から築港へ公的な施設を分散するのも良いと思います。
ただし岡山赤十字病院玉野分院の目の前に立地する事になり、過度の競争や潰し合いが起こる可能性もあるでしょう。
結果として岡山赤十字病院の撤退などがあれば、市内の病床数が不足する可能性もあります。

個人的には…

個人的には玉に近い場所が良いのではないかと考えています。
三井病院は企業立病院で、隣接する造船所の従業員の治療の優先度が高い筈です。

となれば候補地の中では現在の市民病院の近く、もしくは新たな候補地を宇野地区の他に玉地区などで探すのもありではないでしょうか。

周辺土地の確保は必要になりますが、廃止になった市民会館跡や空き家などの撤去で一定の土地が確保できる可能性はあります。
玉は単に地元なので盛り上がって欲しいという欲もありますが、人口の多い荘内地区なども候補に挙がってもいいのではないかと思いました。
利用されていない田畑は充分な土地です。

幅広い議論が行われる事を期待します。




こちらもお勧め  リニューアルした生協荘内店に行ってきたよ!