下津井の住宅地の辺りを散策していると、さび付いた看板を見つけました。
分かりづらいですが看板は2枚あり、上が交通安全を呼び掛ける物です。
そして下が「おおもり」という衣類や生地を販売するお店のようです。
業種から考えて、そう遠くのお店ではないだろうと思って調べて見ました。
すると菰池の辺りに「おおもり呉服店」というお店がある事が判りました。
Googleマップ上でも生地を扱う会社になっているので、これで間違いないでしょう。
生地から服を仕立てる時代の看板でしょうか、かなり古い物のようです。
そしてそのそばに井戸がありました。
地区の人たちが共同で使用する、共同井戸と呼ばれるものです。
下津井は共同井戸が良く残されていて、その内の4つが倉敷市指定の下津井共同井戸群という史跡になっています。
写真の井戸は市の指定は受けていない物ですが、明治六年と書いてあるので相当に古い物なのでしょう。
海が近いので、塩分の少ない水が出る井戸は地区の共同財産のような扱いだったのかもしれませんね。
散策の際はぜひ古い看板、井戸を探しながら歩いてみてください。