※この記事は既に廃止になったYahoo!ボックスのデスクトップアプリについてのお話です。
現行のサービスではないのでご了承下さい。

先日、CFのデータが破損してしまいました。

いくらかの写真は復旧が出来ないままですが、2/3くらいの写真は生きています。
そこでとりあえずデータをバックアップしようと想い、使ってみたのが『Yahoo!ボックス』です。

ヤフオクなどで使用されるYahoo!のプレミアム会員になっていると、なんと初期の容量が50Gになります。
他と併用できる会員というだけで月額使用料を払っていると思えば、まずまずといったところですが、ヤフオクの為だけに使わない期間もあるのに契約しているという方には、美味しい特典ですね。

閑話休題。

ボクは普段、GoogleドライブとDropboxを使っていて、Googleドライブの方はブラウザのみで管理をしていました。
同期は便利でも、クラウドにあるデータ全てをPC上に落としてしまうと重たいですよね。
しかしPC版のYahoo!ボックスには『使用領域の節約』という機能があります。
これは端的に言うと、Yahoo!ボックスのフォルダの中にあるデータをオンライン上のデータへのショートカットにしてしまう機能です。

Yahoo!ボックスに『サンプル.jpg』(サイズ・100MB)という画像データをアップする。

PC用アプリで同期されたフォルダの中にも『サンプル.jpg』というデータが作成される。…ここまでが従来のクラウドサービスの同期ですね。
しかし、Yahoo!ボックスはここに一つの仕組みを作っています。
PC上の『サンプル.jpg』のサイズ→108バイト

開くためにクリックすると、その時に初めてインターネット接続によってデータをダウンロードして画像を表示する。
PC上にあるデータはネットと接続してダウンロードするためのショートカットでしかなく、表面上は同期しているように見えるものの、実際はファイルのリストを並べているだけという状態になっているのです。
一旦表示させると、PCのファイル上のデータも例のケースで言えばサンプル.jpgは108バイトから実際のサイズである100MBになるのですが、すぐに戻す事も出来ます。
アプリの操作パネルから、『フォルダー』→『領域の節約』をクリック→サンプル.jpgのデータは消去され、再び108バイトのデータへ戻る

これはとても面白い機能ですし、たくさんの容量を扱う人にとっては便利な機能です。

しかし弱点もあります。
フォルダ上にあるデータは縮小版表示が出来ません。
サンプル.jpgのように識別できる名前がついている場合は良いのですが、デジカメで撮影したような通し番号だけのデータを保存しているような場合は、どのファイルが、どのようなデータなのか判らなくなります
探す場合はデータのダウンロードに時間が必要な分、使いづらいです。
ブラウザ上で管理をする方が便利ですね。

ただYahoo!ボックスはブラウザの管理も、少しやりづらい部分があります。
googleドライブのように、マウスのスクロールにあわせて下の表示が増えていくというのではなく、ページ単位管理です。
いつもと違うからという違和感もあるのでしょうが、ちょっとやりづらさを感じてしまいました。

メインで使うのには、ちょっとどうかなーとは思いますが、せっかくプレミアム会員を使えるわけですし、容量もあるので、活用していきたいですね(ノ∇≦*)

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