赤磐市を散策した際に、中央公民館の駐車場の敷地内に「赤磐市山陽郷土資料館」という建物があるのを見かけました。
旧山陽町の郷土資料館のようです。
入場は無料で、なんと写真も可という太っ腹ぶりです。

なかなかレトロな雰囲気の建物ですが、実はそれほど古い物ではありません。
赤磐市の公式サイトによると1978年に建てられたそうなので、レトロ調にデザインしたものでしょう。
公営の資料館、博物館の建物は別の用途で用いていたのを転用するケースが多いですが、こちらは専用に建てられたようです。
館内は旧山陽町内から出土した土器類が多く展示されています。
読む資料や動画コンテンツもあるようですが、この日は何故か動画の方は再生できませんでした。
中にはこうした貴重な陶棺も含まれます。
これを写真撮影できるというのは、なかなか貴重な機会でしょう。
飛びぬけて貴重な展示はありませんが、古代史が好きな人にお勧めです。
竪穴式住居のミニチュアもあります。
これだけ見られるなら500円くらい払っても良いですよ!と言いたくなります。
それくらいのボリュームがあります。
それと、見逃しがちなのがこちらです。
資料館の中ではなく、外側にあります。
これは高月村役場の棟瓦です。
1908年に西高月村の名前だった時代に建造された役場で実際に用いられていました。
写真の角度的に見づらいかもしれませんが、瓦と瓦の間の部分に西高月村の文字も残されています。
実に見事なので、ぜひお忘れなく。