ヤフオクを見ていると10.1インチのWINDOWSタブレットが安く出ていたので購入してみました。
2014年モデルのLenovo・ThinkPad 10 (2nd Gen)です。
ざっくりご紹介していきます。
※中古で説明書は無い物を購入したので抜けている部分もあると思います。
特に専用のペンと本体用の充電アダプターは購入時点から付属していないので、一切判りません。
その点はご了承の上でご覧下さい。
スペック
主だったスペックは下記の通り。
・10.1インチ高画質IPS液晶ディスプレイ
・マルチタッチパネル:10点
・OS:Windows10 64bit
・CPU:Atom™ x7-Z8700 1.60 GHz
・メモリ:4GB(増設不可)
・Wi-Fi:内蔵
・カメラ:前面: 120万画素, 背面: 500万画素
・フラッシュメモリ:128GB
・Bluetooth v4.0
・本体重量:約597g
動作はスペックからすると予想外にキビキビ動きます。
しかし負荷のかかる動作が重なると動きが重たくなるというよりも、落ち着くまでフリーズします。
昔のパソコンのように一つ一つの作業をこなすのなら、2020年の現在でも充分に使えますが、バックグラウンドでアレもコレもとなると厳しめです。
Micro SDカード対応なので、大容量のSDを挿しっぱなしにすることで容量不足への対策が可能です。
次は本体の側面を。
USBなどはボディの右面に集中しています。
左から順に、充電用のソケット、USB、HDMI、MicroSDカードスロット、ボリュームのスイッチ、イヤホンジャックのソケット(3.5)です。
HDMIとMicroSDの間に蓋がしてある部分がありますが、これは恐らくSIMカードのスロットではないかと思います。
この機種はSIMカードには対応していない為に、開かずの扉になっているのでしょう。
専用ドッキングステーション
専用のドッキングステーションがあります。
こんな感じで、昨今流行りのキーボードが付いたりというのはありません。
角度も固定です。
ドックのソケットは後ろと向かって左側の側面にあります。
先ずは背面側から。
左から順にUSB、USB、HDMI、有線LAN、充電用アダプタのソケットです。
有線LAN対応なのがビジネスモデルらしさを感じさせますね。
古いビジネスホテルなどで無線LAN非対応の場合があるので、これがあると意外と便利です。
続いて側面。
左からUSB、イヤホンジャックのソケット(3.5)です。
ドッキングステーション用は家庭用電源のみ対応です。
そしてドッキングステーションと本体でアダプタに互換性がありません。
なので本体に直挿しでの充電はこのケーブルでは出来ません。
尚、本体用にはUSB TYPE-C対応のケーブルがあります。
これについては中古で購入時は付属していなかったのですが、社外品を購入しました。
社外品については後で記載します。
快適性を目指して購入した物
購入時は動画視聴にだけ使う予定でしたが、予想外に動くのでちょっとした事務作業やブログ更新が出来るようにしてみようという欲が出てきました。
という事でまずはキーボード付きケースを購入しました。
厳密には購入したのではなく、私は元々10.1インチ対応のケースを持っていました。
androidタブレットで使っていたので、その流用です。
こちらです。
US配列のキーボードですが、送料込みで1,300円くらいです。
価格なりの品質ですが、特に反応が悪いなどという事もなく普通に使えます。
ケースは当初はandroid用に購入したので、ケーブルがMicroUSBでThinkPad10にはそのまま使えません。
なので写真ではUSBに変換するアダプタをかませて使っていますが、ケーブルが普通のUSBのキーボード付きケースも販売しているので興味がある方は探してみて下さい。
装着してみるとこんな感じ。
汎用品なので背面のカメラは塞がれますが、私はタブレットのカメラを使わないので気にしません。
このキーボードは安いだけあって、あまり使わずに放置している間にキーボードの部分が少し反ってしまいました。
なので安全の為にゴムを付けて、キーボードとタブレットのディスプレイが当たらないようにしています。
ちょっと不格好ですが、実用第一です。
最初から画面とキーボードの距離はかなりギリギリなので、新品の状態でも安全の為に付けておいた方が良いかもしれません。
そして本体を中古で購入した為なのか、元々別売りなのか判りませんが、本体の充電アダプタがありませんでした。
ドッキングステーションの項目でも書いた通り、本体とドッキングステーションのアダプタは互換性がありません。
なので通販で充電用ケーブルを購入しました。
家庭用コンセントのものしかないのかと思っていたら、こんなのを売っていました。
USB TYPE-C対応の充電用ケーブルです。
社外品なので1,060円(購入時)と安いです。
LENOVOにはLenovo USB Type-C ノートブックパワーバンクという純正のモバイルバッテリーがありますが、こちらはかなり高額です。
正直、中古で買った型落ちのタブレットの為にそれを買う気はしません。
なので手持ちの2,000円ほどのモバイルバッテリー(出力2.1A)につないで、一応使えました。
ただし何やら動作がハッキリしません。
具体的に言うと充電が14~15%で停止します。
15%まではスイスイと充電ができ、使用していて充電が減るという事はありませんが、15%以上に充電されることもありません。
恐らく何かしらの条件で充電を15%までで停止する機能が働いているのでしょう。
調べてみるとWindows10の機能にはありませんが、Lenovoの他の機種で採用例があるようです。
しかしThinkPad内にそれを行っていると思われるアプリが入っていません。
ストアからLenovo Vantageを入れて調べてみましたが、それらしき設定は見当たらず。
とりあえずモバイルバッテリーがあれば15%をキープし続けられるので、この件については諦めました。
先に挙げたLenovo純正のモバイルバッテリーの出力が2.25Aなので、出力不足による減少の可能性も否めません。
そもそも私はケーブルもバッテリーも純正品ではないので、このケーブルの使用による充電については自己責任でお願いします。
尚、順調に充電の%が増えている時は、ネットサーフィンなどをしていても増加し続けています。
充電の件についてはもう一つ問題があって、バッテリーを空にしてしまうと次回の立ち上げにかなり時間がかかります。
ノートPCのように電源を繋いでおけばバッテリー残量0でもすぐ立ち上がるわけではなく、バッテリーが5%回復するまでエラーが出て起動できません。
家庭用コンセントで10分弱、モバイルバッテリーだと出力などで異なってくると思いますが約15~30分くらいです。
もし外で使う場合はバッテリー残量をよく確認しておきましょう。
後はBluetooth対応のマウスを加えて、このような感じです。
ノートパソコンっぽい感じに仕上がります。
上のベルト部分は本体とケースの間に挟み込めば邪魔にならなくなります。
尚、画面用フィルムはThinkPad10で探すと好みの物が見つからなかったので、比較的商品数が多かったHUAWEI MediaPad M5 lite 10用を使いました。
うっすらと画面周辺が白っぽく見えているのがフィルムです。
形状的にカメラとWINDOWSボタンを避けるようになってしまいましたが、画面の保護では問題なく使えます。
感想
前述の通りスペック的には2020年のWINDOWSタブレットとしては、実用ギリギリのものです。
快適にスイスイというわけにはいきません。
負荷が重なれば少し動きが止まってしまう事もあります。
しかし軽量でキーボード付きケースを使っても、普段のカバンに一緒に入れられる程度のサイズです。
タブレットとして、小型で気軽に使えるノートPCとして、なかなか面白い端末です。
下にamazonの商品リンクは貼っていますが、価格がやや高めの設定です。
私はヤフオクで7,800円(送料別)で購入しました。もちろん高いという事は付属品の揃い具合やタブレット自体の状態も良いのだと思いますが。
しかし状態が良くとも、既に第一線で活躍するには微妙なスペックの古い機種です。
価格面で考えるならネットオークションなどを活用してみては如何でしょう。
※中古品なのでドックステーションやケーブルなどの付属品が揃ったり、揃わなかったりするので購入時はよく確認して下さい。
私が購入したオークションの概要欄に書いてあったのですが、このモデルはNECからも販売されていたそうです。
純正のパーツが見つからない時はNEC版の方を探しても良いかもしれません。
しかし残念ながら、NEC版の型番等は判りません。