知人からWindowsのタブレットを譲ってもらいました。
簡単なレビューとリナックス化した事について書いていきます。

TEKWINDが2015年に発売したWindowsタブレットのCLIDE9です。

ザっとしたスペックは下記の通りです。

CLIDE9(TEKWIND)
サイズ:8.9インチ(タッチパネル)
CPU:Atom Z3735F(4コア)1.33 GHz
メモリ:2GB
ストレージ:64GB
SDカード:microSDXC 、最大64GBまで
データ通信:標準SIMカード、無線LAN内蔵

譲り受けた時点で、パッチパネルと無線LANが故障。
落としたら動かなくなったとの事です。

標準ではWin8.1の32bitが入っていますが、無償アップグレードを利用してWin10の32bitになっていました。
動きはモッサリしていて10を動かすには余裕がない印象です。

主にビジネス用に作られた機種で、各種ポート類は充実しています。
上の写真の左から順にSIMカード、MicroSDカード、オーディオ、充電用を兼ねたMicroUSB、HDMI、普通のUSB(2)です。

MicroUSBで充電ができるのが嬉しいですね。
僕は過去にSTYLISTIC QL2と、LenovoのThinkPad10(2nd Gen)を使ったことがありますが、どちらも専用ケーブルでした。

SDカードで容量を追加できるので、そのままメディアプレイヤー化も考えました。
しかしちょっと重たいのが気になります。

…という事でLinuxを入れて遊び道具にする事にしました。
今回は軽量さを求めてXFCEを用いたLinux Liteです。

USBポートがあるので、ハブを入れてキーボードとライブUSBにしたUSBメモリを挿してインストールします。
この機種はWindowsの32bitが標準で入っていますが、64bitに対応しているのでLinuxは64bitを入れました。
Linuxも32bit対応のディストロは少なくなってきたので助かります。

立ち上げて「delete」でBIOS起動。
後で知ったのですが、「F7」で起動に用いるメディアが選べるので、BIOSの設定を変更しなくても作業出来るようです。

本当は遊びと割り切ってKali Linuxを入れようと思ったのですが、ライブでは立ち上がるもののインストールに失敗して断念しました。
前述の通り落下でタッチパネルとWi-Fiが動かなくなっていた機体で、Linux化してもそれらは動きませんでした。
ばらして組み直すなどの作業で直るかもしれませんが、今回は行いません。

なので普段Linuxで使っているWi-Fi子機を使います。
少し前の物ですがバッファローのWI-U2-300DとWLI-UC-G301N。
どちらもUbuntu系で動作しています。

インストールは何も問題ありませんでした。
WINDOWSを消すかどうか選べますが、タブレットで容量が少ないのとWindows10の動作が実用的と思えなかったので全て消してインストールしました。

以前にThinkPadで使っていたandroidタブレット用(10.1インチ用)のキーボードケースにつけてこんな感じです。8.9インチは対応外なので傾けると本体がずれます。

タッチパネルが故障しているので、キーボード、マウスの装着が必須です。
ちょうど余った部分にハブやケーブルが来るので、これはこれでいいかも知れません(笑)

動作はさすがに余裕が出来てキビキビしています。

これなら普通に使えますが、さすがにコードが邪魔ですね。
ThinkPadで使っているBluetoothのキーボードケースならタッチパッド付なので取り付けるのは無線LANの子機だけで良くなります。

(※写真はThinkPad)

こちらは9~10.5インチ用ですが、8.9インチ対応の商品もあります。

本気で使ってみるなら、こういうアイテムを検討してもいいかも知れません。

ところでLinux Lite。
使ってみた感じはほぼXubuntuでした。
日本語化が中途半端になるので、特にこだわりがなければXubuntuで良いのではないかと思います。




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