【古物】瀬戸大橋「児島〜坂出ルート」と呼ばれた時代|開通前の熱狂を刻むキーホルダー

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橋ができる前の物語|「児島〜坂出ルート」キーホルダーの記憶
先日、非常に興味深い当時の資料を入手しました。
それは、今や岡山の風景に欠かせない「瀬戸大橋」のキーホルダー。しかし、これには現在のものとは決定的に違う点がありました。
裏側の文言を確認すると、そこにははっきりと開通前に発売されたことが記されています。
1988年の全線開通を前に、建設中の巨大な橋を一目見ようと多くの見学者が押し寄せていた当時。このキーホルダーは、そんな「未来への期待」を胸に訪れた人々のために用意された、特別な記念品だったのでしょう。

表面には「瀬戸大橋」という名称ではなく、「児島〜坂出ルート」という文字が刻まれています。
今でこそ誰もが「瀬戸大橋」と呼びますが、名称が正式決定する以前、本州四国連絡橋はそれぞれのルート名で呼ばれていました。この表記に、当時のプロジェクトの巨大さと、まだ何者でもなかった「夢の架け橋」の初々しさが同居しているようで、非常に感慨深いものがあります。
四国への扉が開かれる直前の、あの独特の高揚感。
手のひらに収まる小さな金属片は、岡山が大きく変わろうとしていた時代の熱量を今に伝えてくれます。皆さんの引き出しの奥にも、こうした「歴史の目撃者」が眠っているかもしれません。
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岡山生まれ、在住歴=人生。興味がある場所は歩いて見に行く「まち歩き」実践者。 郷土史だけでなく、地域グルメの歴史や廃線跡などの隠れた観光スポットを特に深掘りして発信。現在から過去まで網羅する岡山の情報サイト。 サイト開始:2002年~。25年以上の運営実績。
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