ホテル蒜山ヒルズから撤退の意向 指定管理者、経営不振理由に(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200322-00010000-sanyo-l33)
指定管理者撤退へ
真庭市のホテル・蒜山ヒルズの指定管理者であるトラベルシリウスが契約期間途中での撤退の意向を示しました。
撤退は2020年3月末の予定で、新しい指定管理者を探すにしても一時休業は避けられない状況です。
トラベルシリウスの指定管理者は二期目で、2019~2023年までの契約です。
しかし暖冬が続き経営は300万~700万円からの赤字でした。
更に西日本豪雨、新型コロナウィルスなどの要因もあり、撤退やむなしの判断に至ったようです。
蒜山ヒルズとは?
蒜山ヒルズは現在の真庭市の前身の一つである旧八束村が1998年にオープンしたリゾートホテルです。
当時の経営は第三セクターによるものでしたが、2014年からは指定管理者を導入しています。
トラベルシリウスが最初の指定管理者で、同社としては21店舗目のグループ店舗です。
この時のトラベルシリウスの発表でも経営再生という言葉が用いられており、当時から経営状況は良くなかった事が伺えます。
2020年4月1日現在、公式サイトは表示不可になっています。
真庭観光局の公式サイト内で、
>現在、予約受付を行っておらず、再開時期も未定です。
…との案内が出ています。
トラベルシリウスとは?
トラベルシリウスは真庭市湯原温泉に本社を置く企業です。
湯原国際観光ホテル菊之湯やゆばらの宿米屋といった宿泊施設の運営の他に、今回のホテル蒜山ヒルズのような指定管理者の業務も行っています。
岡山県では他にうかん常山公園 石の風ぐるま、蒜山やつか温泉快湯館の指定管理者業務を行っています。(公式サイトより)
また旅行会社、バス会社、レンタカー会社といったグループ企業も有しており、旅行全般を請け負う企業のようです。
同社は撤退の理由として他にも不採算店があり、業務縮小の必要性を挙げています。
指定管理者を契約途中で撤退するのであれば、通常の契約では違約金が発生するはずです。
それを支払ってでも撤退すべしとの判断なので、同社にも暖冬や新型コロナウィルスなどの影響が及んでいるのでしょう。
赤字続きの状況で2期6年もの間、経営再建に努めていた同社に慰労の言葉を贈ります。
お疲れさまでした。