新見千屋温泉、3月末で休館 豪雨被害などで利用減、指定管理者が撤退へ(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200204-00010000-sanyo-l33)
新見市千屋にある新見千屋温泉いぶきの里が2020年3月末で休館する事が決まりました。
新見千屋温泉いぶきの里は1996年に新見市が約32億円をかけて整備した温泉です。
元々は第三セクターでの運営でしたが、2005年から指定管理者制度を採用して、2008年からは市内でホテルを経営するみよしやが管理者になっていました。
みよしやは指定管理料無しで運営を続けていましたが、4年連続赤字の見通しになってついに撤退を決めました。
新見市では2018年の西日本豪雨、そして2019年にも土砂崩れなどが発生する豪雨被害が続き、温泉への客足は落ち込んでいました。
ピーク時の1999年が15万人で、西日本豪雨の影響があった2018年は約8万5千人だったそうです。
ただホテル業を営んでいるみよしやが撤退を決めるからには、自然災害などで客足が遠のいた事だけが理由ではないようにも感じます。
市は施設を休館させた後にリニューアルを行い、新たに指定管理者を募集する予定です。
ピーク時からは落ち込んだとはいえ、市に何万人もの人を呼び寄せる集客力のある施設です。
施設単体ではよくなくても周辺の観光へ与える影響は決して小さくありません。
リニューアル後の運営にも期待したいですね。
そして大変な時期を乗り切って4年の赤字にも耐えたみよしやさんにも、お疲れさまでしたとお伝えしたいです。