家出少女に抱きついた49歳元巡査部長「事実を認めます」 初公判で起訴内容を認める【岡山・倉敷市】(https://news.yahoo.co.jp/articles/6dc0996e4634079927d71dd5103030ce2ede3f26)
勤務先の駐在所で家出中の少女にわいせつな行為をしたなどの罪に問われた岡山県警の元巡査部長の初公判…というニュースが出ていました。世間の注目度も高いようなので、ちょっと深堀してみましょう。
何をしたの?
記事の内容を引用します。
2023年7月3日から4日、家出中の当時16歳の少女が18歳未満だと知りながら当時、勤務していた児島警察署赤崎駐在所に滞在させ、布団の上に座っていた少女に背後から抱きつくなどした県青少年健全育成条例違反の罪に問われています。
要は家出少女を駐在所に連れ込んだ、と。
駐在所は交番と似た施設ですが、警察官が一人もしくはその家族と共に切り盛りしており、住居を兼ねるのが特徴です。
上のGoogleマップの建物が、今回の出来事が起きた赤崎駐在所です。
建物自体も普通の民家のように見えますね。
少女の滞在は監禁などの類ではなかったようで、海や飲食店に連れて行くなど、行動の自由は確保されていたようです。
一方で捜索願が出ている事を知っており、見つからないように駐在所の居住空間の方に少女を挙がらせていました。
感想
一般人なら倫理観は疑いたくなる部分もありますが、それでもここまで報じられたり、裁判になるような事はなかったのではないでしょうか。
しかし警察官は立場上、家出に手を貸したり、捜索の目から匿うよう事は許されません。彼らが適度に親元に戻したり、戻すのが危険な事情があるならしかるべき措置を取っていく事で、日本の治安は守られていきます。
別の記事では結婚も考えていたとありますが、家出中の僅か4日間を保護しただけでそこまで発想が飛んでいくのも恐ろしい話です。
警察官を志す人間の倫理観というのは、採用時にもう少し見抜けないものなのかと考えてしまうニュースでした。