駐在所勤務怠り減給処分 岡山県警 総社署管内の男性巡査部長、実態ない時間外勤務も申請(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200131-00010005-sanyo-l33)
怠惰な駐在さん
2020年1月31日、岡山県警は総社署管内の駐在所に勤務する35歳の男性巡査部長を減給100分の10(3カ月)の懲戒処分とした事を発表しました。
この巡査部長は2019年の6~8月にかけてパトロールや巡回連絡を怠るなど、勤務をサボった事が確認されています。
なんと勤務時間426時間の内、183時間が怠慢なものだったと判断されています。
他にも実態のない時間外申請も行われていました。
なんと驚きの1/3以上ですよ。
でも減給の総額は3割ですよ。(1/100×3か月)
あれぇ?(笑)
なんでサボったの?
そもそもこの巡査部長は駐在所勤務が嫌だったそうです。
本人が「希望の部署ではない駐在所勤務に不満があった」と話しているそうです。
駐在所は官舎に居住スペースが一体化されている交番のような警察の施設で、基本的には1名の警察官で業務を行います。(家族がいる場合は一緒に住める他、2名以上の勤務の場合もある)
業務は日勤の時間帯になっているそうです。
性質上24時間体制での対応が求められる事もあり、1名で対応できるように治安が良く、対応する人口が少ない地域に設置される事が多い傾向にあります。
したくもない仕事、そして駐在所なので基本的に監督する人間がいないという事で…、自棄になってサボり倒していたという事なのでしょう。
県警監察課が抜き打ちで訪問した際に私服姿で、居住スペースの方にいた為にサボりが発覚しました。
駐在所は左遷?
テレビ東京で駐在刑事という刑事ドラマが人気です。
この中で主人公の江波敦史は事件の重要参考人を調査中に服毒自殺された為に奥多摩の駐在所へ左遷されたという設定になっていました。
確かにドラマや漫画などでも、かつての敏腕刑事が…といったシチュエーションはよく見ます。
実際にイメージは強いのか、駐在所の勤務について調べようとGoogleに駐在所と入れた際に、サジェスチョンで左遷というキーワードが出てきました。
しかしドラマにしても、サジェスチョンにしても、警察関係者以外の主観が多く踏まれている面はあると思います。
一般的な公務員、サラリーマンと比べれば家族と一緒に過ごせる時間は長いでしょうし、地域住民と交流しながらの仕事にやりがいを感じる方も少なくないはずです。
そこで私もサジェスチョンに出てきた”駐在所 左遷“を調べてみました。
…が、さすがに警察署自体が答えを出したりはしていません。
ただし知恵袋などの質問サイトでは、意外と駐在所勤務の評価は高めの印象です。
一人で一通りの職務をこなせるだけの人物でないといけない事や、駐在所は意外と仕事があるので、左遷ならいわゆる”窓際”などと呼ばれる、余り仕事もないような部署ではないかという意見もありました。
ピクシブ百科事典では、「実際には勤務の余暇時間を昇格や各種資格取得のための勉強に充てることができるなどの利点もある。 」という記載もあり、実際には左遷という訳でもないようです。
今回の件では単に男性巡査部長が駐在所以外の勤務を希望していて自棄になっていたという事なのでしょうね。