玉野市の八浜は最近では岡山市へのアクセスの良さから、新興住宅地やカフェなどで賑わう町です。
しかしかつては児島湾でも最大の漁港として賑わっていた地域です。
それが児島湾干拓により失われてしまいました。
更に宇野線が八浜の端を通る事になり、八浜は往年の賑わいから遠ざかっていきました。
そんな八浜の漁港を見てきました。
県道45号から東七区方面に入っていくと、すぐの場所に八浜の港が広がります。
よくある港の風景ですが、ここは人工的に締め切られて作られた淡水の湖、児島湖です。
波のように見えるのは風で水面が揺れているだけです。
小さな木造の船が泊まっています。
ちょっと雰囲気がレトロですね。
どことなく鄙びた雰囲気です。
八浜に限らず、開発の影でこうして廃れてしまう場所が出てしまうのも現実です。
しかし淡水とは言え、漁港の景色に違いはないものだなと妙に納得しました。
この風景を知らない人に見せても、「これは淡水だね」という人もいないでしょう。
具体的な漁獲物をインターネット検索で調べてみたところ、フナ、ウナギ、エビ、モロコといったものが主だそうです。
岡山県はフナの漁獲量が日本一です。
児島湖からの漁獲量も多いのでしょうね。