玉野市八浜町、八浜港のすぐそばに掛かる櫻屋幸吉橋を見学してきました。
玉野市八浜町は日本人で一番最初に空を飛んだと伝えらる、通称・鳥人幸吉の出身地です。
桜屋という旅籠の次男坊として生まれた事から、橋の名前が櫻屋幸吉橋です。
詳細は私のサイトでも扱っていますが、旅籠の次男だった幸吉は紙屋に方向に出され表具師として身を立てました。
彼には人一倍空を飛ぶ事への関心がありました。
そして鳥を研究して、自らの表具師としての技術で翼を再現したのです。
そして岡山市の京橋から飛び立ちました。
これはすぐに落ちたとも、僅かに滑空したとも伝えられていますが、記録に残る限りで日本人が空を飛んだ最古の記録です。
関連リンク:鳥人・幸吉 京橋から飛び立つ
この一件で幸吉は人々を騒がせたとしてお国払いになります。
しかし地元では快挙を成し遂げたヒーローとして捉えられていたのでしょう。
今でも八浜では幸吉の名前を冠したお祭りも開催しています。
橋は児島湖へ注ぐ直前の元川の上に掛けられた、ごく短い物です。
しかし和風の欄干を持つ橋を見ていると、幸吉が飛び立った当時の京橋もこのような感じだったのか等と、色々な想像が出来て面白いです。
場所は児島湖ふれあい野鳥親水公園のすぐ西側です。