■ 「シンプルなのにデカい!」驚きの初期型モデル
写真に写っているのは、岡山駅に設置された第1号の自動券売機です。 現代のスリムな多機能券売機に見慣れた目からすると、その第一印象は「とにかくデカい!」。まるで大型の冷蔵庫かロッカーのような存在感です。操作パネルは非常にシンプルですが、この1台が当時の駅のオペレーションを劇的に変える第一歩となりました。
■ 1967年という時代の転換点
1967年といえば、日本初の自動改札機が大阪の千里山駅に設置された年でもあります。
鉄道の近代化・オートメーション化が加速していた時代。岡山駅への券売機導入も、まさにその最先端の波に乗ったものでした。
ちなみに自動券売機は日本では戦前から存在しますが、効果を入れてバーを引き下げるという簡易的な物でした。この写真のような電動式が登場したのが1956頃と言われています。
県の代表駅でも、その登場は都市圏と20年の差があったのですね。
■ 機械の進歩と「切符」の思い出
当時はまだ硬券(厚紙の切符)が主流だった時代。この巨大な機械の中から小さな切符が出てくる光景は、当時の人々にとって魔法のように見えたかもしれません。 その後、機械は小型化され、タッチパネルになり、さらにはICカードへと進化を遂げましたが、この「デカい券売機」こそが、現在の便利な鉄道利用の原点なのです。

