電熱グローブ紹介

以前にバイクの寒さ対策で既存の手袋を電熱グッズ化するUSB手袋のシートだけを購入したことがあります。
それは熱すぎて、残念ながら決していい買い物ではありませんでした。

今回はシートだけではなく、グローブごとを購入してみました。
こちらです。

SabotHeat バイク用電熱グローブです。

手首のリブの部分に薄型のバッテリーがそれぞれに入っています。
電熱グローブは幾つか調べてみましたが、安い物だと二つのグローブが配線で繋がって一つのバッテリーから給電する形式もあります。
これだと動きが制約されるので、バッテリーは別々の物を選びました。

これがバッテリーです。
電熱グッズではモバイルバッテリーを使えるアイテムが多いですが、これは専用バッテリーです。
USBで充電出来ない点はマイナス点です。しかし手首にあるポケットに入って運転操作の妨げにならない形のモバイルバッテリーというのも売っていないでしょう。

同じく手首の部分にボタンがあります。
温度調節は4段階、バッテリー同様に左右別々で設定できます。

それと大きなミスが一つあります。
買ってから気づきましたが、この商品はバイク用で売っているくせにプロテクターがありません
中綿はかなり詰め込まれています。もしも事故をした場合に擦る場合は問題ないと思いますが、地面に叩きつけられたり、車にぶつけられるとケガのリスクが高まります。

使ってみたよ!

という事で使てみました。
まだ晩秋なので走行時の外気温は14度です。

こんな感じです。

結論から言うと非常に温かいです。
温められるのは手の上側、指先から甲にかけてです。
前述の通りまだ気温が高いので断言は出来ませんが、指先まで温まる点だけならグリップヒーターより遥かに快適です。

ちなみにグリップヒーターも同時に使えるので、真冬は手のひら、手の甲の両側から温める事も可能です。
これなら今年は手の動きを大きく制約するハンドルカバーのお世話にならずに済みそうです。

注意点としては電熱シート、配線、そして普通の手袋としての中綿まで入っているので、手の動きが少し緩慢になります。
運転の動作にも多少影響するので、遠出をする前に少し慣らしで走り回っておいた方が無難でしょう。

左右の手の違いとして、クラッチやウィンカーなどで手の動きが多い左はグローブ内の熱が抜けやすいです。
対する右手はブレーキの他にはスロットルを回しているだけなので熱が残りやすいです。

なのでこれを試した日は左手は4段階の2、右手は4段階の1の設定で使いました。
バッテリーの持ちは、最大の4で2~3時間、3で3~4時間、2で4~5時間、最低の1で5~6時間です。(公称)
左右で設定を変えるついでに、帰りにバッテリーも左右交換すれば丁度いい塩梅になるかもしれません。

前述の通りバッテリーはUSBでの充電が出来ません。
家庭用コンセント、そしてシガーソケットです。
私のバイクにシガーソケットはありますが、充電の為にエンジンをかけたままにして移動するというのは防犯上無理です。

充電の管理には細心の注意が必要そうです。

感想

正直にここまで快適になるとは思いませんでした。
本格的な冬の気候では未テストですが、温暖な岡山なら問題なさそうです。

これまで冬場はグリップヒーター+ハンドルカバーの、いわゆるコタツ状態でやってきました。
しかしハンドルカバーは意外と手の出し入れがスムーズではなありません。事故をした時などにバイクから離れられなくなったり、受け身を取る事が出来なくなるリスクがあります
手の暖かさも利点ですが、個人的にはこの問題を解消できたのが一番のメリットではないかと思います。




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