寒い時期にバイクに乗る防寒具として活用しているのがUSBの電熱ヒーターが入った電熱ジャケットです。
しかし、この電熱ジャケットには一つ問題がありまます。
…概ねデザインがダサくて、更に胸の辺りで動作灯が光って時間切れのウルトラマンみたいになる。
防寒第一は判るのですが、どうせなら好きなデザインの物を着たいですよね。
そこで今回は電熱ウェアを自作してみようと思います。
まずこれを購入しました。
電熱ウェアの中身です。
amazonなどで加熱シート、電熱ヒーターなどの名前を検索すると出てきます。
今回購入した物は熱線の入ったシートが3つセットになっています。このシートの枚数は多いものもありますが、増える分だけ一枚ずつの出力が弱くなるので要注意です。5枚の物も試しましたが、バイクで使用するには力不足だと思いました。
これを愛用のフィールドジャケットに入れていきます。
フィールドジャケットに取り付けるのに、用意したのはこれだけです。
まず前述のUSBの電熱ヒーター、そして貼るホッカイロ(ミニサイズ)、布用ボンドです。
電熱ヒーターの取り付けは本来は、
・針で縫う
・布用ボンドで貼り付ける
…この2つですが、今回装着するのは少し古めのビンテージもので、どちらもしたくありません。
そこでこうしました。
工程は2つだけですが、間違えないように気をつけて下さい。
1.布用ボンドで電熱ヒーターへ貼るホッカイロを貼り付けます。
2.貼るホッカイロのテープでジャケットへ貼り付けます。
貼るホッカイロのテープは非常に優秀で、服に貼り付けてもダメージをほぼ与えずに剥がせます。
ボンドでジャケットに貼り付けると、剥がす時に服を傷める可能性があるので間違えないように気をつけて下さい。
まずはフィールドジャケットのライナー(※取り外し可能な裏地)を剥ぎます。
ライナー無しの衣類の場合はそのまま貼り付けましょう。
貼り付けます。
ヒーターは3つあるので、背中と両腕に入れます。
腕は写真では見えませんが、肘のあたりに貼って下さい。
貼るホッカイロを小さいサイズ2枚にするのがコツで、関節の部分がちょうどホッカイロとホッカイロの間に来るようにすると動きを阻害しなくていい感じに出来ます。
尚、コードは少し余裕がある程度にしておいて下さい。ギリギリで貼ると、動きづらくなったり、ヒーターが剥がれる原因になります。
貼るホッカイロは3~5回程度なら粘着力が残るので、実際に着用して微調整しましょう。
ライナーを装着し直して、ポケットからスイッチを引っ張り出します。
これで完成です。
ライナー無しの衣類でも大丈夫ですが、慎重に脱着しないと腕の部分のヒーターを剥がしてしまう恐れがあります。
また背中に入れたまま長時間イスなどにもたれていると、低音やけどの危険があるのでご注意ください。
電熱ヒーターが約1,500円、布用ボンドがAmazonで500円くらい。貼るホッカイロは6枚分で約130円。
2,000円ちょっとで作業完了です。
気になる温度は結構いい感じです。
商品によって温度は違ってくると思うので、火傷には重々気を付けて下さい。
これで1~2シーズンくらいは使用できます。
※尚、バイク乗車時のプロテクターは別で着用しています。
バイクに乗る時は安全のために必ずプロテクターを着用しましょう。l