高梁市から国道180号で新見市方面に向かっていくと、途中で大きな杉が立ち並ぶ神社があるのを見た方も多いと思います。
これは御鋒神社です。
元々この杉の根元に御鋒様が祀られていました。
それを高瀬舟で川を行き来していた船頭たちが、船から道中安全を祈願して拝んでいました。
それを聞いた備中松山藩の水谷勝宗が本殿を造営し、現在の神社の原型が整えられました。
巨大な杉船頭たちの目印として親しまれていたそうです。
この神社に参拝したらぜひ見てほしいのは杉だけでは有りません。
手水舎も見落とさなずに見学して下さい。
こちらです。
一般的な神社の手水舎よりも大きいでしょう?
これは普通の手水舎では有りません。
手水舎の内部はこのようになっており、自然の湧き水で手や口を清めるようになっています。
尚、口については衛生面が保証できかねるので、省略した方が良いでしょう。
それにしても驚かされるのは水の透明度の高さです。
岩の底の部分まではっきりと見えます。
訪問したのはまだ暑い時期ですが、水は冷えていて気持ちよかったです。
本殿。
高梁市のサイトによると「社殿の棟札には「貞享元年甲子卯月吉祥日 御奉行宮田長吉忠長 大願主松山城主水谷左京亮勝宗並出羽守勝美」(1684)とある。」という記載があるので、恐らく水谷勝宗が建造したその当時のものなのでしょう。
駐車スペースは特に有りません。
神社の鳥居の手前側がスペースになっているのと、東側(高橋市街地方面からだと神社の手前側)に路肩が開けたスペースがあるのでその辺りでじゃまにならないようにという事になります。
私はバイクなので廃業した商店のそばに止めました。
余談ですが神社の手前に止めると立派な杉が視界の妨げになって高梁市街地向きでは出づらいです。
事故を起こさないように慎重に出るようにしましょう。