こちら、高梁市の中央集会所の建物です。
ご覧の通り神社を兼ねています。


神社の建物が集会所、公会堂を兼ねているのは決して珍しくないのですが、県内では高梁市街地での遭遇の割合が特に高い気がします。確か過去にこのブログで同市で同様に集会所と神社を兼ねた建物を紹介していたと思います。
恐らく町内の建物として幾らか役所からお金が出たり、町内会費で維持費が出せたりとか、そういうメリットがあるのでしょう。逆に神社の場所を町内で利用できるというメリットも生じます。神様の場所を借りられるなんて凄いじゃないですか笑

かつては備中松山藩の城下町として栄えた地区なので、土地が確保しづらかったとか、そういう事情から行われた取り組みだったのかもしれませんね。


建物内部はこのような感じです。
提灯にもありますが、この神社は荒神社です。
中は綺麗に整えられています。

意外と広いですね。これなら集会所としても充分に機能しそうです。

手水は雨水の天然水タイプです。
しかしなかなか立派な石が用いられています。

この神社(集会所)がある場所は高梁市荒神町です。恐らく地名の由来になっているのはこの荒神社でしょう。


それとこの規模の神社で見かける事が殆どないタイプの燭台がありました。
後ろのメモには過去にマッチを射ていたものの、学生が火遊びをしていたので撤去したという事が書かれています。
お供えしたい場合はマッチとローソクは自分で持ってこないといけません。

建物が密集している辺りなので、もし火事でも起これば被害が広がる可能性があります。
マッチは特に最近では見かけなくなりましたし、見かければ試してみたいという子供の気持ちは全く分からないとは言いませんが…、やっぱり危ないですからね。
どのくらいの年齢の子だったのかは分かりませんが、学生と言う書き方から中高生以上ではないかと思います。
自分たちの軽率な行動から神社にマッチやローソクを置くという習慣が失われてしまった事は、少し責任を感じてもらいたいなと思います。




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