久米南町の北山神社に向かってバイクを走らせていると、途中で北山神社の参道を示す石柱がありました。
これは…。
可能性は二つです。私が今進んでいる道が参道へ続くことを示しているのか、それともこの山の中にかつて北山神社へ続く参道があったのか。
設置場所の感じからすると、恐らく後者だと思います。
道路が整備された事で山の中を通っていく必要が無くなり、石柱だけを残して道が自然に飲まれてしまったのでしょう。
だとするとかなり古い時代から使用されていないのでしょう。ザっと見渡した感じ、どこが道だったのかよく分からないような状態です。
…と、写真にうっすら写っていると思いますが旗があり、「神谷稲荷大明神」とあります。
すっごい小さな祠です。
参道と同じく自然に飲まれて見えなくなっているのでなければ、これが神谷稲荷大明神なのでしょう。
もしかすると参道の途中にあって、お参りできない状態になった為に道に小さな祠を用意して遷移させたのかもしれません。
ちなみにネットで検索した限り神谷稲荷大明神に関する情報は無く、Googleマップでもヒットしませんでした。
田舎だと最近では自販機まで掲載されているようなGoogleマップにさえ掲載されていないようなら、それ以上の情報は期待できそうにありません。
久米南町は2020年に町史を刊行しています。まだ入手していませんが、その内容でも調べてみましょうか。
手入れが行き届いているとは言い難い状況ですが、旗のポールもそこまで古い物には見えませんし、曲がりなりにもこの辺りに人が侵入できる程度には草が茂っていない事から全く管理されていないわけではなさそうです。
ただこういう祠、お社は個人で管理されているケースも少なくありません。姿が見える内に、調べられる事があれば調べておきたいですね。