美咲町小原に小原橋と言う狭い橋がありました。
自動車の離合はもちろん無理ですし、最近のミニバンなら擦らないように注意しながら走行しないといけない感じです。
しかしとってもいい雰囲気です。
ちなみにこの下は線路が通っており、小原橋は跨線橋です。
建造年に関しては現地でプレートが見つけられませんでしたが、美咲町がWEB上で公開している町内の橋の改修計画の票に記載がありました。
1964年建造なので60年以上も前の橋です。
橋の寿命は使用頻度や通る車の大きさ、環境、メンテナンスなどに左右されるので一概には言えません。
一つの基準として用いられる事があるのがかつての大蔵省が減価償却資産の耐用年数として出した数字で、そこではコンクリートの橋は60年とされています。
だとするとそろそろ架け替えも視野に入って来る事になります。5年おきに橋の状態の調査がされているようで、前回が2021年です。(資料:美咲町 橋梁点検・修繕計画一覧表2022年度版)
その時の結果は対策区分C、判定区分IIとなっています。美咲町の資料でこれらの区分について調べてみました。
対策区分Cは予防的補修実施、判定区分IIは予防保全段階となっています。(資料:美咲町 橋梁長寿命化計画 2022年度版)
解説によると今の時点で何か支障が生じているわけではないけど、対策はしておいた方が良いよねという事らしいです。
恐らく橋が古いので今は問題なくても補修は必要でしょ?みたいな感じなのだと思います。
小原橋の近くには踏切があり、迂回すれば橋が無くても地区が分断されるような事はありません。
しかし一部の住民にとっては利便性に大きくかかわります。踏切も決して広くありませんし、長く橋が残ってく行く事を願います。
ところで一つ注意点を。
小原橋は西から来ると写真のように橋の手前が少し広くなっていて対向車があれば交わす事も不可能ではありません。
ただ右側は写真では平面に見えるかもしれませんが、下の集落から上ってくる道になっているので段差になっています。
ヘタすると脱輪してしまいます。お気を付けください。
関連リンク:美咲町小原の地名の由来