岡山市南区宮浦の辺りを散策していると、非常に立派な石碑がありました。

古郷啓太郎

写真からも分かる通り、かなり大きな頌徳碑です。
古郷啓太郎」という人物の功績を頌徳して造られたようです。

この方については私は存じ上げず、その場でネット検索をしてもヒットしませんでした。
唯一ヒットしたのは日本掃苔録という各地の墓石などを見て回っているサイトでしたが、ここでは詳細は得られず。

…と、周囲を見ているとこの人物の功績などについて記した石碑がありました。

ところどころ文字が薄れている上に漢文で書かれています。
内容を拾ったところによると、私塾を開いた後に教員を務められた人物のようです。
宮浦村と飽浦村で戸長(※町村制導入前の町村長のような存在)も務めていたそうです。

苔石という号も記されています。
明治41年2月に享年70でお亡くなりになります。

この石碑は明治己酉仲冬とあるので、明治42年11月に建てられたということでしょう。
亡くなってすぐに建造が決まったような感じでしょうか。周辺の人々に信頼の厚い人物だったことが伺えます。




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