【倉敷市】なぜ神社の隣に?由加山・蓮台寺「多宝塔」に隠された神仏分離の歴史

倉敷市児島の由加山に佇む、壮麗な「蓮台寺・多宝塔」。

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一見すると隣接する神社の敷地内にあるようにも見えますが、実はこの美しい多宝塔は蓮台寺の所有物です。
なぜこのような配置になっているのか、そこには日本の歴史が大きく関わっています。

■ 由加神社本宮と蓮台寺、かつては「一つ」だった場所

もともと由加山は、神道と仏教が融合した「神仏習合」の聖地として、神社とお寺が一体となって信仰を集めてきました。
しかし、明治時代の「神仏分離令」によって、一つの組織だったものが現在の「由加神社本宮」と「蓮台寺」に分かれることとなったのです。

■ 貴重な文化財の多くが「蓮台寺」にある理由

分離が行われた際、多宝塔をはじめとする文化財級の古い建造物の多くは、蓮台寺の所有となりました。
神社のすぐそばに場所にあるものでも、所有は蓮台寺…というものが多いのです。

どちらの所有であるとしても価値や素晴らしさが変わる物ではありませんが、要注意ポイントです。

■ 岡山県指定重要文化財としての美しさ

周囲の緑に映える多宝塔は、神社から少し山際を進んだ先にあります。
見落としやすい場所ですが、神社への参拝と合わせて、ぜひ蓮台寺の境内もゆっくりと散策し、由加山が歩んできた数千年の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。




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