宇高航路、「休止やむなし」 2県2市など協議会、支援増困難で一致(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191115-00010004-sanyo-l33

宇高航路が四国急行フェリーの休止によって廃止になる件で、岡山県、香川県、そしてフェリーの発着場である玉野市、高松市などが集まりが宇野高松間地域交通連絡協議会を開催しました。

この中で四国急行フェリー側が休止に至る経緯が明かされました。
休止発表前に四国急行フェリーは以下の要求を2県2市に対して行っていました。
・追加支援(新しい支援制度の創設)
・第三セクターへの転換

まずは追加支援に関して。
現時点で年間1,500万円が2県2市より支払われていましたが、それでも宇高航路の赤字は1億円に届こうかという大きなものでした。
そこで国が離島支援として整備している離島航路補助に準じた新支援制度を求めていました。
離島航路補助では運行費の補助と、航路を維持するための費用、代替船建造費用の一部負担…等が行われています。

次の第三セクターへの転換
自治体と民間の共同での事業とするというものですね。
もう現時点で四国急行フェリーには宇高路線はお荷物でしか無いわけですから、航路を維持したいのであればあなた達も主体的に参加しなさいという事でしょう。

このどちらについても飲めないということで、”休止はやむなし“となったそうです。

宇高路線…玉野・高松は例えば玉野と直島や豊島の関係のように、生活圏に入り込んでいるという関係ではありません。
航路が有るがゆえに通勤・通学などで用いている方もいるでしょうが、恐らく両市の多くの市民にとって生活に必需と言えるような航路ではないと思います。
瀬戸大橋(車、電車)や、フェリーでも直島経由(宇野→直島→高松)にすれば高松まで行けます。
その上で確かにこれ以上の追加支援というのは、公共性の高さと鑑みても難しいでしょう。

玉野市民としては残念で寂しい事ですが、冷静に考えて難しいのが実情ですね。
SNSでふざけて投稿しましたが、もう手段があるとすれば国に頼み込んで瀬戸大橋の値上げをしてもらいましょう。
現状の2倍くらいにすれば四国急行フェリーだけではなく、宇高国道フェリーまで復活できそうです。
一度橋の便利さを覚えた一定数の人々は値上げ後も橋を使うので、意外とうまい具合に利用者を分散できそうな気がします。

…なんて書いていたら、瀬戸大橋をよく利用する方に怒られてしまいそうですね。
もちろん冗談です。結局…、橋の有る未来にフェリーは存在しなかったのでしょう。残念です。




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