1986年の玉野市の住宅地図から、このブログで何度か紹介している玉野市玉4丁目の廃スナック街の周辺を紹介します。
ご存じない方の為に紹介すると、廃スナック街はこのようなスポットです。
玉野市の三井造船玉野事業所(現・三井E&S造船、三菱マリタイムシステムズ)から徒歩ですぐの位置にある飲み屋街の跡地です。
小さな建物が幾つも乱立し、造船業の景気が良かった頃には、従業の方々が大いに夜を謳歌していました。
現在は入居するお店はなく、建物も老朽化が進み倒壊している場所もあります。詳しくはこのブログ記事の下に関連記事として幾つか出ているので見てみて下さい。
では話を戻して地図はこんな感じで、全ての建物に入居者がありました。
ステッカーだらけですが、そこは個人名になっている為に伏せました。
あの狭い空間にこれだけのお店があったのですね。客らは梯子したりもしたのかもしれません。
このブログでよく紹介していた建物は左側の「スナックすがた」と「スナックポニー」とあるところです。
尚、これらのお店がここで営業した最後という訳ではありません。「銀波」は看板が残されており、ずっと営業していたようですが、その隣の「スタンドリオ」は最終的にたこ焼きのお店に変わっています。
それと現在は別の場所で営業している「華」もこの廃スナック街出身のお店で、スナックすがたの場所で営業していました。今も移転のお知らせがドアに残されていたりします。
良い時代の思い出ですね。
地図で他に興味深いところでは、三木菓子店とタナカ堂カメラ店があります。
この建物がお店だったようですね。
確かに言われてみればそれっぽいシャッターがついており、元々はただの民家ではなかったことが伺えます。
それと現在は三井の従業員駐車場として利用されている場所が玉四丁目公園になっています。現在の管理者は三井E&S造船ですが、元々は玉野市の土地だったのですね。
所在地が3丁目なのに対し、四丁目公園というのがやや引っかかりますが…、道路1つで3丁目と4丁目なので三井関連の施設ばかりの3丁目ではなく4丁目を名称にしたとか、それくらいの事情なのかもしれませんね。