宇高航路休止「必要な対応検討」 赤羽国交相(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191112-00010003-sanyo-l33)
2019年12月16日で宇高航路が廃止(休止)となる一件で、赤羽国交省が「必要な対応検討」という発言をしました。
正確には「利用者の利便の確保といった課題は残る。地元の協議会の議論を踏まえ、必要な対応を検討していく」という発言です。
SNSの反応を見ていると、「困る」と声を声を上げている中で多いのは、自転車や高速道路が利用できない原付き二種などのバイク愛好者です。
自分の愛車で高松や四国方面へ出ることが出来なくなります。
厳密にはフェリー路線が残っている宇野→直島→高松という乗り換えをすれば行き来は可能です。
やや遠回りですがしまなみ海道も自転車・原付きの利用が可能です。
手間は増えますが行く術は残っています。
やはり主の問題になるのは通勤・通学だと思います。
例えば高松から玉野市の学校、会社へ通っているとすると、高松駅→茶屋町駅→宇野線で玉野へ出てくる必要があります。
宇野駅まで来るとすれば片道が約1時間30分、費用は1,550円(2019年11月時点)です。
フェリーなら片道1時間5分、費用は740円です。JRで半年定期を購入しても、まだフェリーの方が少し安いです。
時間も費用も大きく上がります。
赤羽国交相がいう必要な対策は何なのか。
もうこの時点で追加支援による四国急行フェリーの延命は難しいと思います。
個人的にどんな対策なら助かるかを幾つか考えてみました。
まずはJRと連携して、こんなのはどうでしょう。
・定期料金の引下げ
・便数が少ない宇野〜茶屋町の通勤・通学時間帯の増便
これで通いやすくはなるのではないでしょうか。
そして無いだろうと思いつつ期待するウルトラC。
・公営による旅客船の定期便の運行
公営でフェリーは無理でしょうが、通勤・通学時間帯に特化した旅客船(人だけを行き来する船)ならどうでしょう。
悪天候時のJRとの接続も兼ねて行えば、公益性は高いと思います。
欲を言えば自転車が乗るサイクルシップなら、先の観光需要も多少は狙えるのではないでしょうか。
逆に人だけならかつて航行していたホバークラフトなら片道が23分まで短縮できます。
さてさて、どのような対策が出てくるのか…期待したいですね。