「ブレーキをかけたが止まりきれず」路面電車と接触 自転車を押しながら横断歩道を渡っていた女性が軽傷 岡山市(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191111-00010001-ksbv-l33)
2019年11月10日、岡山市北区中山下の県道交差点で、路面電車と自転車を押しながら横断歩道を渡っていた69歳の女性が接触する事故がありました。
運転手が女性に気づいてブレーキを掛けたものの、間に合わずに接触したそうです。
女性は全身を打って軽症、路面電車側にはけが人はありませんでした。
事故現場はこちらです。
ここで路面電車の制動距離がどのようなものか、調べてみました。
同じく路面電車を運航している鹿児島で、市電が事故を起こした際に制動距離の説明を行っています。
それによると、
時速30㎞で走行している場合、普通の制動距離が、45m(制動時分10秒)、非常制動では31.5m(制動時分8.6秒)となっております。
これは自動車だと3m、路面電車が停止するのには充分な時間と距離が必要なのが判ります。
電車事故などで直前に非常停止ボタンを押しても間に合わなかった事例が多いのも納得です。
ニュースを見る限りでは電車と歩行者のどちらかが信号を見落としたか、無視をしている可能性が高そうですが、今のところ発表さてていません。
しかしこの交差点はかなり距離も長く、事故の起こった午後8時台でも車の行き来は多い場所です。
歩行者側が間違えたり、故意に無視をして渡るような場所ではないような気もするのですが…さて、どうなのでしょう。