倉敷市児島地域の旧下津井電鉄線跡地にある「児島小川駅」跡の看板を見ようと散策していると、線路跡の脇でこのような建物を見つけました。
招魂碑です。
小さいながらも生の花が供えられ、地区で大切に管理されていることが分かります。
招魂碑。いわゆる慰霊碑で、特に戦死者の為に築かれたものです。
同じような建造物に忠魂碑がありますが、時代的には招魂碑の方が先に見られたようです。趣旨は同じですが、日露戦争辺りから忠魂碑とされるようになったのだとか。
ネット上の辞書で調べると招魂は「死者の霊を招いて祭ること」とあり、忠魂は「忠義を尽くして死んだ人の魂」と出てきます。
微妙なニュアンスの違いですが、時代の流れの変化などが影響しているのでしょうか。
裏側には由緒が書いてあるようですが、残念ながら薄れていて読めませんでした。
こういう内容も資料として後の世に語り継ぎたいですね。
余談ですが一枚目の写真の中にある太陽社の看板。児島に来たなぁと郷愁を感じます。
忠魂碑の後ろにはお地蔵様。
文字が読めていたら、こちらの謂れもわかったのかも知れませんね。