2002年に閉館した「旧アルファビゼン」 解体案から一転、一部改修し市民の交流施設へ 岡山・備前市(https://news.yahoo.co.jp/articles/4a1be0d844165f0c57848077540af2b0f5adf9a0

備前市の副業商業施設で現在は空き家になっているアルファビゼンの建物について、解体の方針から減築の上での再利用の方針が建てられました。
7階建てのうち5階以上を撤去し、4階以下を改修する方針で2024年に完成の予定。

このニュースを見て「またか…」と思った備前市民の方も多いのではないでしょうか。
これまでにも市役所庁舎や図書館としての再利用の案が浮上して、結局実らずに解体が決まった…と思いきや。

呪われていて倒せないとか、何か特殊な事情でもあるのではないかと勘ぐりたくなります。

さて今回、備前市が公開したビジュアルは2022年夏に行われたワークショップで提示されていた跡地再利用計画のC案の物と告示しています。

備前市・跡地利用の説明図より転載

同資料では内部の様子は下記のようになっていました。
市民の交流施設というコンセプトから考えると、中の様子もC案に近いものになるのではないでしょうか。

備前市:跡地利用の説明図より転載 C案における一階の施設

2階は公民館、3階は郷土館と専門学校、4階は市民ギャラリーと災害時の一時避難所になる予定です。
他にも老朽化した施設を統合、入居の予定もあるようです。

しかしアルファビゼン自体も使用期間が短いだけで、建物としては決して新しくはありません。
開業は1984年なので、新しい施設が完成する2024年(2023年度末)には40年目を迎えます。

一般的に公共施設は60年で建て替えとされています。私の住む玉野市の市民会館も60年を目処に閉鎖、解体されました。
今回の工事費は約17億9千万円とされていますが、その費用が妥当なのかどうか。
補修工事などを行うことで耐用年数を80年くらいまで伸ばすような事も可能なようですし、短期的に見れば比較的安価で市民のための公共施設が整備できるお得感もあります。
しかし長期的に見れば古い建物をサッと倒して、60年使える新しい施設を作ってしまった方が良いのではないでしょうか。

これまでも計画が二転三転している計画なので、今後の進展も注目していきたいと思います。

関連リンク:アルファビゼンについて




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