【倉敷】凶器と化す車、暴走する怒り|浦田の追突暴行事件にみる「あおり運転」の深淵

鋼鉄の殻に隠れた暴力|倉敷・浦田の追突暴行事件を振り返る
2019年12月27日、倉敷市福田町浦田の県道で、耳を疑うような事件が発生しました。
20歳の男が、前方を走る41歳男性の車に故意に追突。さらに、車から降りてきた男性に対し、顔面を殴る蹴るの激しい暴行を加えたとして逮捕されました。
事件が起きたのはこの辺りです。
「事故」ではなく「攻撃」だった
当初の報道では単なる「追突事故」とされていましたが、捜査が進むにつれ、その本質が「故意の衝突」であったことが判明しました。
動機は「相手の運転に腹が立った」というもの。警察はあおり運転の可能性も視野に捜査を進めていましたが、至近距離での執拗な追尾の末、ブレーキをきっかけに激突、あるいは自らぶつけにいったという、極めて悪質なシチュエーションが想像されます。
ハンドルが狂わせる「全能感」
「ハンドルを握ると性格が変わる」とはよく言われますが、この事件はもはやその域を逸脱しています。
1トンを超える鉄の塊を操っていると、あたかも「車のパワー=自分の強さ」であるかのような錯覚に陥る人間が少なからず存在します。自分の思い通りに動かない他者を「排除」しようとするその身勝手な怒りは、もはや公道を走る資格がないと言わざるを得ません。
適性検査の限界
免許取得時の適性検査(警察庁方式など)で、こうした「攻撃性の芽」を事前に摘むことはできないのでしょうか。
ペーパーテストや簡単な反応速度の検査だけでは、実際の路上で極限状態に陥った時の人間性を推し量るには限界があるのかもしれません。
しかし、これほど凄惨な事件が繰り返される以上、免許という「許可証」の重みを再認識する仕組みが必要ではないでしょうか。
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岡山生まれ、在住歴=人生。興味がある場所は歩いて見に行く「まち歩き」実践者。 郷土史だけでなく、地域グルメの歴史や廃線跡などの隠れた観光スポットを特に深掘りして発信。現在から過去まで網羅する岡山の情報サイト。 サイト開始:2002年~。25年以上の運営実績。












