住民反対の化学工場、町が断念 浸水想定域への計画、企業が撤回 岡山県矢掛(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200524-00010001-chugoku-l33)
矢掛町東三成に中国精油を誘致する計画が、同社から撤回された事が判りました。
誘致を進めていた矢掛町も誘致を断念する方向を示しました。
中国精油の化粧品原料や蓄熱材を製造する工場を誘致する計画でした。
しかし工場予定地が浸水想定域にある為、住民が建設反対の署名を実施し、町へ4560人分が提出されていました。
ガソリンも工場で使うとのことなので、浸水が起こった際に周囲の農家への影響なども考えれます。
その辺りが町民の反対につながったのではないでしょうか。
中国精油は住民の反対運動があることを受けて撤回を表明しました。
同社は町が土地を提案した事、そして浸水被害を逃れられるようにかさ上げや排水の強化が行われる事を想定していたとコメントしています。
この辺りに関してはもう少し具体的に詰めれば、町民の受け止め方も変わってきたのかも知れません。
町の活性化の為に企業誘致は至上命題ですが、町が少し急ぎすぎていたのではないでしょうか。