少し前から高梁市成羽町の高梁市成羽美術館に「ガチャガチャ」が設置され、ちょっとした人気を集めています。
カプセルのおもちゃなどが購入できるあの機械ですね。
では何が入っているのかと言うと…、
なんと古代エジプト神が入っています!
…なんか罰当たりな表現ですが、まぁ事実なのでご了承ください。
高梁市成羽美術館では児島虎次郎の作品を多く収蔵していますが、彼が生前に収集した術品の中にはエジプト美術も多く含まれます。
こちらは過去に館内の展示の一部が撮影可になった際に撮った写真です。
エジプト美術を収集していた頃の撮影です。
ファラオにピラミッドが綺麗に収まっています。美術品の収集と言う重大任務を背負いながらも、エジプト旅行を楽しんでいた雰囲気が感じ取れて微笑ましいです。
…と、閑話休題。
その縁から成羽美術館ではエジプト関連の展示も広く行われています。今回のガチャガチャもその流れにあるんですね。
実際に購入してみました。
見た目は普通のカプセルトイです。これを開くときは、大人になった今でも胸がときめきますね。
しかし今回は中身はネ申です。
今回お迎えした神様はこちら。今はやりのアクリルスタンド、いわゆるアクスタです。
誰だ?
日本の神道は普通の人より知っている自信がありますが、エジプトの神様には詳しくありません。
大丈夫、ちゃんと解説付きですから。
タウェレト女神とあります。
家庭、妊娠の神なのだそう。ネット検索してみると、見た目はカバで、足はライオンとあります。
独身男性である私にはとっても縁遠い神様が見えられました。
うーむ。これはもしやSNSで「求)トト神 譲)タウェレト女神」みたいな感じで交換を求めればいいのでしょうか(笑)
さすがにそれは罰当たりが過ぎるので、きちんとタウェレト女神は我が家で祀っています。
ちなみにカプセルトイでは定番のシークレットも設定されていました。
なんとシークレットがシークレットの神、メジェド神です。
この神様は謎をつかさどる神様というわけではなく、触れられている部分が少なく、設定がよく分かっていません。
シルエットから分かる通り、オバケのQ太郎の足を延ばして口を無くしたような不可思議な見た目が知られています。
美術館がメジェドをどのようにアクスタにしたのか興味深いです。
このガチャガチャ、一回が500円します。
メジェドが当たるまで大人買い!というには、やや高めの設定です。また立ち寄る際などに、ちょっとずつ挑戦してみて良い縁に恵まれるのを待っていようと思います。