中国地方もようやく梅雨入りして…というタイミングで、久しぶりに倉敷市の木華佐久耶比咩神社の話題です。
個人的にはかなりの頻度でお参りしているのですが、余りに多さにブログで扱う事はやめていました。
こちら。
バイクで出かけた際に、行きか帰りに寄るようにしています。
もちろん安全運転できていますが、どうしても脆い乗り物ですし、私だけがどれだけ気を付けても事故に巻き込まれる事もありますし。
ちょっとオカルト的かもしれませんが、無事を祈ったり、そのお礼をしたりという事は欠かさないようにしています。
過去にそういう事故に遭った事もあります。
閑話休題。
境内を見て行きましょう。
手水舎はこのようになっています。
以前に訪問した際は流行病が社会問題になっており、全国的に手水舎の使用を停止していました。
その頃の様子はこちら。
水を鉢に溜まらないようにして、代わりに花を活けていました。
今回の写真で手水舎の隣に花を活けてあるのは、この頃の名残ですね。
この手水舎に花を活けるというアイディアは全国的に人気で、倉敷の阿知神社のように大きな話題になった神社もあります。
これが阿智神社の力の入った手水舎の様子です。
恐らく続けて欲しいという声が多かったのでしょう、世間が落ち着いた後も季節折々の花を活ける事が続けられています。
ところで 木華佐久耶比咩神社も綺麗なアジサイが多く咲いています。
神社名の祭神、 木華佐久耶比咩は木に咲く花(梅や桜)のように美しいという意味があります。
神社のコンセプト的にも、もっと花を増やしても面白いかもしれません。
現在はアジサイ、藤、さくら辺りがよく咲いています。
もう少し季節をずらして楽しめる花があれば、SNSなどで話題になりそうです。
何か思いついた方は、ぜひ神社に寄進してみて下さいね。…と、他力本願な事を書いておきましょう。
拝殿です。
まだ新しい建物で、最初にお参りした頃は真新しさを感じる事も多かったですが、徐々に貫禄が出てきましたね。
そして雨雲も出てきました。
バイク移動なのでこれを見ると嫌な気分になります。
拝殿内部はこのような感じです。
中は自由に立ち入れるようになっています。
お守りやおみくじの販売所を兼ねている為という事情もありますが、それにしてもこの規模の神社で拝殿内に自由に立ち入れるというのは珍しいです。
一応、カメラで監視されているとは言えゆっくり過ごせるのと、普段はなかなか見られない拝殿内部の構造を見る事も出来ます。
取り扱うお守りには花をコンセプトにしたものが多く見られます。この辺りは上手ですね。
御朱印は置いてあるものを頂くようになっています。
アジサイの時期だから、アジサイ模様の物もあります。有料です。お支払いは拝殿内に置かれているお賽銭箱に入れます。
御朱印帳も販売されていますが、神社オリジナルという訳ではなく花柄の物を選んでおいているだけのようです。
本殿。
元は神社が鎮座する福南山の頂上付近に神社がありました。
私のサイトでも紹介していますが、かなりの山道を登っていかなければならない場所です。
それが昭和23年の不審火で失われた際に、麓に降りた現在地に移転して再建する事になります。
真っ先に再建されたのがこの本殿です。なので拝殿と比べると年季の入り方が違います。
戦前の時期の木華佐久耶比咩神社で宮司を務めていたのは、護国神社の宮司も務めていた事がある人です。
それ故に戦争に向かう人や、送り出す家族らが武運を祈ってお参りする事も少なくなかったと言います。戦後間もない時期に不審火で…という事を見ていると、もしかして戦前にここで祈って、帰ってこられなかった遺族の犯行だったのではないかなどと思ったりしました。
真相は闇の中ですが、まだ日本が混乱期にあった頃の出来事です。
という事で今回のお参りはここまで。
また少し期間が経過した頃に、ポッと投稿しますね(笑)