写真を整理していると、以前に「岡山の風景」というサイトを運営していたプランクさんからお借りした倉敷美観地区の写真が出てきました。
プランクさん、お元気されているでしょうか。
こちらです。
まだ倉敷美観地区に露天商があった頃の風景です。
なんて懐かしい!
怪しげなアクセサリーを売っていましたね。言葉は悪いですが、本当にちゃちなアクセサリーなのですが、なんとなく手作り感があって、更に観光地で購入したという特別感があって、なんとなく購入したという人も多いのではないでしょうか。
旅のちょっとした思い出ですね。
ご存じない方もおられると思うので、少し解説を加えておきます。
倉敷美観地区の露天商は無許可営業でした。観光への寄与なども考慮して黙認していたのですが、2019年に伊東倉敷市長が対処する旨を明らかにします。
理由としてはインバウンドなどで美観地区の観光客が増え、露天商が道の一部を占拠する形になっているのは良くないという事だったようです。
露天商の中には長年この場所で営業してきたことを盾に対抗しようとする動きを見せた方もおられましたが、公道での無許可営業を認めないという市の立場の方が強いのは明白。2020年2月2日で最後の露天商も倉敷美観地区を去りました。
観光客の増加の為に対策が完結したのが、新型コロナウィルスの流行で倉敷美観地区で潰れるお店が出る程に閑古鳥が鳴くような状況に陥った2020年というのは皮肉ですね。
閑話休題。
もう一つ懐かしい写真があるのでご紹介します。
露天商の中でも人気の高かった似顔絵です。
超リアルです。
木村拓哉さん、津山出身の稲葉浩志さん、ロックバンドKISSまであります。
KISSの隣はテレビ番組の懸賞生活の企画を集めた芸人のなすびさんでしょうか。懐かしいですね。
無許可営業は認められるべきではありません。それは確固たる事実です。
ですが、最近の美観地区を見ると大手企業が出すお店ばかりになってきていて、露天商などがいたあの頃の美観地区が懐かしいと思ってしまうのです。