岡山市成人式、民法改正後に名称変更 20歳対象を継続へ(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200111-00010000-sanyo-l33)
成人の日を前にした2020年11月10日、岡山市は成人の年齢が18歳に引き下げられる2022年4月以降も成人式をその年度に20歳になる人を対象とする方針を発表しました。
名称は20歳の集い(仮称)など、それに対応したものに変更される予定です。
同日には福岡県の太宰府市、古賀市、福津市、中間市、鞍手町と非公表の1自治体の6市町、大分県の大分市、津久見市、豊後大野市の3市も2022年以降も従来通りその年度に20歳になる人を対象として成人式を開催する方針が報道されました。
大森市長は「進学、就職先で経験を積み、視野を広げた上で式を迎えた方が意義深いものになる」と話していますが、これは本当にそう思います。
18歳だとまだ地元で一緒のまま。学校の式典が一つ増えるだけのようなものです。
少し離れて、就職で社会を見る人もいれば、専門学校や大学でやや自立した生活を送る人も居ると思いますが、そうした変化を持ち寄って再会するというのが、成人式の醍醐味だと思うのです。
その他にも18歳は受験や就職活動で忙しいという事情や、成人が18歳になっても飲酒や喫煙などの年齢制限が残っていることから、やはり20歳を一つの区切りにすべきだという意見もあるようです。
ところでこれは初年度だけの問題ですが、18歳を成人とした場合、2023年1月の成人の日に18歳、19歳、20歳の三学年が同時に成人式を行う事になります。
この場合、会場のキャパシティなどの問題も出てくるようです。
そしてまだ方針を固めていない自治体も多くあります。
今後は自治体によって開催される年齢がまちまちになる…そのような状況も出てくるのでしょうか。
逆に全自治体が20歳に式典を…となると、成人式という言葉自体が死語として消えてしまうのかも知れませんね。