(有)写真アップル/破産手続き開始決定 <岡山>(https://n-seikei.jp/2023/08/post-93137.html

(有)写真アップル破産へ

写真機・写真材料小売業の(有)写真アップルは令和5年(2023年)7月20日に岡山地裁にて破産手続きの開始決定を受けました。

同社は岡山県内に同名の写真スタジオをチェーン展開していた会社です。
直近の状況では本社所在地でもある長船店と備前店が、ネットで検索すると西大寺店があったことも確認できました。

主に七五三など子供の記念撮影を手掛けていたようです。
会社のキャッチコピーも「こどもの成長記録を本気で考える写真館」でした。

またこの記事を書いている日には広島県の老舗写真館である「コマエ写場」の倒産もニュースで報じられていました。

写真業界に何が起きてる?

カメラ付き携帯電話の機能が増し、それまでの需要が消失したかのように思われていた写真業界ですが、実は昨今では七五三や成人式などの記念行事による需要の掘り起こしに成功していたそうです。
しかし新型コロナウィルスの流行でこれらの行事が行われなくなったり、急速に需要が低迷しています。

更に深刻なのは観光需要などとは異なり、これらの需要が新型コロナウィルスの五類移行の後も戻りきっていない事なのだとか。
コロナが終れば…と耐え忍んだ写真館たちも、徐々に耐え切れずに倒産という事例が相次いでいるのだとか。

確かに行事というのはやり続ける内は、やらなくてはならないという意識があるものの、何かの拍子で一度外れてしまうと意外と「しなくていいか」となってしまう物だったりします。
例えば新型コロナウィルスの影響で三歳の写真を撮らなかった人が、五歳も七歳もしない…とか、そういう気持ちは理解できる気がします。
戻ってくるかどうか分からない需要の為に耐え忍ぶのは気力的にも難しいと思います。町の写真館たちの今後が気がかりです。




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