【井原市】超レトロな集会所の建物には、状態良好なアレがあった

井原市高屋町で神社を求めてさまよっていると、こんなレトロな建物を見つけました。
余りに見事すぎてレトロ風の建物かと思うほどでしたが、近づいてみたらきちんとリアルなレトロ(?)でした。

ご覧ください、高屋中部集会所です。

 


建物のシャッターの部分は消防機庫になっています。
集会所は地区の住民の会合や交流事業などに供される建物で、公民館の小規模版といったところでしょうか。
公民館が一つの地域に対して設置されるのに対し、集会所は一つの地区の為に用いられる施設です。なので二階建てでこれだけの大きさのある集会所というのは珍しいです。

場所は子守唄の里高屋駅から北に1キロほど進んだ辺りです。
現在では住宅も余り多くなく、大きな集会所が不釣り合いさえ思えますが、高屋小学校があったり、店舗跡と思われる建物も散見されます。
井笠鉄道が高屋駅を設置するまでは、こちらの方が高屋の中心エリアだったような時代があったのかもしれません。(※高屋駅は現在の子守唄の里高屋駅の場所に1967年まであった鉄道駅)


機庫には消防信号の表示があります。
これ自体は各地の消防団の拠点や、機庫などで見られるもので決して珍しいものではありません。

ただ多くの看板が古く、これだけくっきりと読める状態の物は少ないです。
機庫のシャッターの部分が建物からせり出すつくりになっており、日中の日差しから守っている為にこの状態が保たれているようです。


さて、この建物が立派な理由の一つとして、どうやら土地取得にかかった費用が少ない事が挙げられるようです。
建物のそばに上のような記念碑が立てられており、土地の39坪が「西村宗逸」さんという人物からの寄贈であることが記されています。

この人物に関しての詳細は不明です。
ネット検索をすると同姓同名の人物が旧西六郷村の村長(現在の東大阪市内)を務めていた事が分かりますが、その西村氏は江戸時代に庄屋として知られる名家の出身らしく、岡山県との繋がりが分かりませんでした。
同姓同名の人物がいた…というには、ちょっと珍しい名前です。実家の事業などで岡山県の土地を入手して、それを寄贈してくれた…とか、可能性はありそうですが。
高屋の歴史の本などで詳細が分かれば付記します。




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