今から2年半ほど前に「全国心霊マップ」の岡山県のランキングを紹介する記事を公開しました。
2023年の夏の事ですが、当時はちょうど岡山県内の有名スポットが次々に撤去される出来事が続いている過渡期と言える時期でした。

今、岡山県内ではどのようなスポットが注目されているのか。再びランキングを確認してみましょう。

 

おさらい:前回のランキングを見返す

  • 10位:ドライブイン一の丸
  • 9位:旧志戸坂トンネル
  • 8位:ラ・レインボー
  • 7位:備中松山城
  • 6位:人形峠
  • 5位:古城池トンネル
  • 4位:貝尾集落
  • 3位:常山城跡
  • 2位:倉敷御札の家
  • 1位:キューピーの館

これが前回のランキングです。
前回の時点で既に倉敷御札の家もキューピーの館も建物が失われていましたが、まださほど経っていなかったのでランキングでは上位に表示されています。
今回はこの辺りがどのように変化するのかも注目ですね。

2026年3月度ランキングはどう変化した?

10位:旧富トンネル

矢掛町の旧富トンネルがランクイン。
岡山県では老舗スポットの一つですが、前回は圏外からのランクインです。

新トンネルからすぐの好立地で訪問もしやすい反面、交通事情で広いトンネルが必要だったのであろう事は明らかですし、いまいちブレイクしないスポットという印象です。

9位:島田地下道

地下道の歩道側で、地下水がしみだして普段から水たまりが出来る事があります。
そこに女性の髪の毛が…という現象で知られていますが、岡山市の中央市街地にある為に交通量も歩行者も多くて雰囲気もクソもあったもんじゃねぇ…という場所です。

その辺りもランキング上位に入れない理由でしょうか。こちらも前回の圏外からのランクインです。

8位:作州街道一家心中の家

津山市の作州街道(岡山県道339号)沿いにある空き家の話題です。
こちらも前回の圏外からのランクインです。

誰も住んでいない家に明かりが灯っているなどの現象がしられますが、一家心中が起きたというのは事実ではないようです。
建設途中に何かしらの理由で工事が停止したものとみられ、人が住んだことさえもないようです。実際、電気が引き込まれた様子もありません。
ヤクザ関連のトラブルもささやかれ、下手に触れると幽霊以上に怖い大人が出てくる可能性もあるかもしれません。

7位:沙美海岸

こちらも岡山県では老舗スポットです。前回は意外にも圏外でした。
内容的にやや古いというか、写真を撮ると人の手が写るとか、海中にお経を書いた石があるとか、伝統的な現象が知られています。
ただ困ったことに、沙美フォルニアの愛称で知られるほどのフォトスポットでありながら、証明する心霊写真は皆無。お経を書いた石の目撃談や発見談も皆無です。

沙美に限らず、心霊写真が撮れる…というスポットは、携帯電話にカメラが備わるようになってから集落著しいですね。

6位:種松山

こちらも岡山県の定番スポットですが、前回は圏外でした。
トイレに女性の遺体が遺棄された、その女性の幽霊が出る、…などの噂が知られます。

ただ肝心のトイレの場所がはっきりせず、山頂公園と西園地で意見が分かれており、ネット上で凸している人を見てもどちらも同じくらい見られます。
ここはYouTuber連中で示し合わせて統一するようにしていかないと、スポットとしての信ぴょう性が高まりません。今後の協調路線に期待しましょう。

5位:古城池トンネル

前回と同様の順位でランクインしました。

かつて夏休みの時期によくテレビで放送されていた心霊関係の番組で紹介された事もある、岡山県一の有名スポットです。
トンネルに車を追いかけてくるジェットばばあが出る、近くの公衆電話に女性の幽霊が出る…といった、1980年代のトンネルの怪談では定番の現象が知られています。

ただ深夜でも途切れない交通量や、噂になっていた公衆電話が現存しないことなど、知名度のわりに順位的には伸びない印象です。
そもそも現在のドライな国民性だと、ジェットばばあはどちらかというとネタ枠になってしまいがちです。ばばあのアップグレードに期待しましょう。

4位:人形峠

かつてのオオグモ伝説、子供の神隠しといった伝承のある地です。心霊現象も、それらに基づくような子供の幽霊や、それを探す母親の幽霊などの伝説が知られています。
民話、伝承が怪談に変化したという点で興味深い事例でもあります。

ただこれらの伝承があるのは、現在の人形峠とは別の場所です。
やや交通の便が悪い割に、あるのは山の中の道だけで取れ高と呼べるような景色が無いので、ランキング上位にいるわりにネット上の凸動画などが少ないのも特徴です。
心霊スポットもSNS映えの時代ですね。

前回6位から微増となりました。

3位:貝尾集落

こちらも前回4位から少し上がりました。
実際のところこれといった現象が知られているわけではありませんが、津山事件の起きた現場という事で、注目を集めている節があります。
静かな田舎の集落なので、夜にうろつくなどの迷惑行為は控えなければなりません。

2位:常山城跡

こちらは前回3位からのランクアップ。
女軍のエピソードで有名な城跡ですが、それ関係の現象が知られています。

地元の方がよく手入れしているスポットで、私が学生の頃によく目撃されていた女性の幽霊は、花を供えたり清掃・管理に訪れていた地元の人だったという笑い話もあります。
ただ注目を集め過ぎた為に、集団で女軍の墓を倒すという事件も起きました。そろそろ立ち入りへの何らかの規制が出てきそうな場所です。

1位:ホテル ラ・レインボー

前回8位からジャンプアップで1位になりました。
地元民の目線からすると、ラ・レインボーが心霊スポット??なんで???…という場所ですが、現在はガチガチの管理物件で何人もの逮捕者を出す幽霊よりも怖いものが出るスポットに昇華しました。

2022年には内部で撮影をしようとした男女が逮捕される事例がニュースで大きく報じられ、それ以降は撤去できない困った物件の事例の典型例の一つとしてメディアに取り上げられることが増えています、ランキングで上昇したのもその影響ではないかと思われます。

感想:幽霊は移ろうもの

という事でランキングを見てみました。
特徴的なのは前回の1位、2位であったキューピーの館と倉敷御札の家がそれぞれ圏外になった事です。
さすがに建物が消滅して2年半という月日で、注目が薄れてしまったようです。

他にランキングから姿を消したのはドライブイン一の丸旧志戸坂トンネル備中松山城です。
一の丸と旧志戸坂トンネルに関しては前回のランクも低いので、通常の変動の範囲内で圏外といったところでしょう。
備中松山城については前回のランキングが異常というか。まぁあるべき状態に戻ったというのが正しそうです。

比較的新しい時代の物がYouTubeなどで注目を集め過ぎて撤去され、撤去されづらいトンネルや公園、道といったものだけが残った…という感じもあります。

心霊スポットといえば決まった場所ばかりがループしているような印象もありますが、こうしてみると幽霊も移ろうものなんだなと妙に納得しました。




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Okayamania

Okayamania

岡山生まれ、在住歴=人生。興味がある場所は歩いて見に行く「まち歩き」実践者。 郷土史だけでなく、地域グルメの歴史や廃線跡などの隠れた観光スポットを特に深掘りして発信。現在から過去まで網羅する岡山の情報サイト。 サイト開始:2002年~。25年以上の運営実績。
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