井原市の旧山陽道を散策していると「子守唄の里」のマンホールを見つけました。
こちらです。
中央にあるのは市の草花に指定されているパンジーです。
市の木、花、鳥は定番どころですが草花も指定しているのは珍しいですね。ちなみにパンジーの他にペチュニアも指定されています。
その下側が市の木で黒松、上は市の花の桜です。
ちなみに唯一省かれてしまった市の鳥はメジロです。ぜひ次のデザインの際にはメジロもお願いします。出来ればペチュニアも(笑)
さて本題に戻って子守唄の里ですが、これは「中国地方の子守唄」が井原市高屋町の発祥である事に由来します。
井原市のマンホールは市街地周辺だと平櫛田中の鏡獅子を模したキャラクターの「でんちゅうくん」が多く、高屋町に近づくにつれてこちらのマンホールが増えてきます。
これが中国地方の子守唄です。
高屋町出身の声楽家・上野耐之が師匠である作曲家の山田耕筰に自分の故郷の子守唄を披露したことがきっかけで世間に広く知られるようになりました。
音楽の教科書に掲載されていた事もあるそうです。
ちなみに山田耕筰は福島出身ですが、岡山に住んでいた姉を頼って移住していた事があり、岡山県ゆかりの人物でもあります。
この時に姉の夫であるエドワード・ガントレットにピンポンの手ほどきを受けており、これは記録に残る限りで日本最古のピンポンの記録であり、彼らが寄宿していた岡山市の三友寺にはピンポン伝来の地の記念碑があります。