私が子供のころに「豆たぬきの本」という小さな文庫本を集めていたことがあります。
この本はかつて廣済堂が子供向けに販売していた小さな文庫本です。正確な販売時期は分かりませんが、概ね1970年代に発売されていたようです。
私もまだ生まれていないわけですが、近くに古書店で安く売られていたので好んで購入していました。
しかし郷土史の本を読むようになり、本棚の整理が必要になった際に破棄してしまいました。
まだコンプライアンスなんて言葉が叫ばれるような時代ではなかったので、過激な内容やトンデモ…な本も多く、懐かしく思い出すこともありました。
思い立ってヤフオクやフリマサイトを調べてみたところ、予想外に安価で入手できるものもあるようです。
…という事で、再び手元に置いてみようとボチボチと購入しています。
今回はそんな中から一つ、「スーパーウェポン」という本を紹介します。

この本は当時の最新戦闘機について紹介する本です。
内容に関してはわりとガチで、ある程度の知識がないと理解できないような内容も含まれます。
子供向けというよりは、ミリタリーマニア向けかな?
正直、私は戦闘機に関する知識は余りないので、この本は意外と難易度が高かったです。
それよりもこの本で気になるというか、刺さってくるのはこちらの一文です。
恐ろしい事を☆で囲むんじゃない。
1970年代なので、もう戦争の記憶も遠くなってきているものの、まだまだ戦争を体験した世代が日本の中心で働いていた時期です。
その時期にこれは許されたのか…!
単純に読めば次の世界大戦ではこれらが活躍するだろうという、単なる順番としての第三次なのかもしれません。しかし、1970年代といえば、冷戦の緊張がまだ空を覆っていた時代です。核の傘の下で、人々は戦争を恐れながらも、どこか“次の戦争”を想定していたという事なのかもしれません。
こうしてみていると、子供向けの本でも当時の世相というか、空気感が伝わってくるような気がしますね。
彼らが主役になる時代が来なくて良かった。平和万歳。

