【岡山市】一乗寺の立派な八大龍王の題目岩と農家の願い

別の記事でも紹介していますが、最上稲荷奥の院の一乗寺の境内には数多くの題目岩が置かれています。
その中の一つには、先日紹介したばかりの三光天王の物もあります。

今回は日蓮宗…法華経の守護神である八台龍王の物を紹介します。


こちらです。
さすが守護神、岩の周りに祠やらなんやらと置いてあります。
八大龍王は雨と水を司る守護神です。『法華経』を守り、人々に恵みをもたらす存在とされています。
その内訳は以下。

1️⃣ 難陀(なんだ)…大いなる龍、繁栄をもたらす
2️⃣ 跋難陀(ばつなんだ)…水害を鎮める
3️⃣ 娑伽羅(しゃがら)…海を守る
4️⃣ 和修吉(わしゅきつ)…豊作を授ける
5️⃣ 徳叉迦(とくしゃか)…人々を守護
6️⃣ 阿那婆達多(あなばだった)…清らかな水を与える
7️⃣ 摩那斯(まなし)…知恵を授ける
8️⃣ 優鉢羅(うはつら)…青い蓮の龍、清浄を象徴

これらのご利益を見てみると、農業に対する恩恵が強いことが分かります。
最上稲荷のある岡山市高松地区は農業が盛んな土地です。八大龍王の石碑をひときわ立派な岩で作っているのは、こうした土地側も関係しているのかもしれません。


人々が祈願するための設備もきちんと整っています。
屋根付きなところにガチさを感じますね。水不足の問題に関しては現代でも重要な問題ですが、昔の人々はどうしようもなくただ神に祈りをささげることで事態を打開しようとしていたのですね。
魔よけの鈴が多いのは、農家が集団で祈願に訪れることがあるためでしょうか。

田畑を潤し、命を育む雨のように、八大龍王へのの信仰はいまも静かに息づいているようです。




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